2024年2月3日(土)

利用者さんとポケモンSVで遊んだ日。相談員さんから、新年度からは面談を必要に応じ不定期に行っては、と提案を受けた。話を伺った感じ、あなたは居場所をほかにもつくっているしそろそろ心配もなさそうです、という判断なのかなあという印象を受けた。担当がその相談員さんではなくなるにしても、面談の機会が減ることにはすこしさみしい気がしたけれど、よく咀嚼してみると安心されているからの言葉なんだろね。客観的に見てもう大丈夫そうというニュアンスを伝えていただいたことを大切にしたい。うちへ帰ってきてからはポケモンSVの図鑑埋めをして、そちらはあとちょっとまできた。ぼんやりと考える。転落するように学力が落ちていった高校生のころ、地理だけにはあれほどのめり込んだ理由のこと。振り返ればなんとなくわかる、疾患が進行するなか閉じていく世界に必死で抵抗して取り付けた、外を覗くための窓だったんだろう。そしてきょう、その窓はいつのまにか開かれた扉となって自分を手招きしている、と思えた。時間の流れから切り離されたような時期にも、それとなく旅行記や探検記、自然誌の類いを読んで地球のイメージは涵養してた。未来や前進という観念のない道草な生き方を自覚していたけれど、捉え方によってはそれはあんまり長くて一途にまっすぐな道だったかもしれない。いろんなものを潔癖に切り捨ててきたなかでも、決して手放さなかったものはいくつかあったのだね……。好きに踏み出して好きなものを見にいくといいよ。

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