きのうは午前だけの就労移行支援に行き、あとはうちでのんびり過ごした日だった。朝からわりとすんなり家を出て、参加者も少ない土曜の空間で自習とプログラムに集中でき、なんか不思議と楽しいというか、幸せだった。自分を包む世界が温かく感じられるようなその余韻は夜ごろまで続いた。ときどきこういう日があるのだけれど、ここ一、二年はご無沙汰だった気がするだけに、あいかわらずこうなれるという実感もうれしい。脈絡なくときどき訪れるこうした強い感動、幸せ、祝福の感じ、新鮮さ、貫かれるような歓喜に、自然と再現性を求めてしまう。メモとして残しておくと、タウマゼイン/センス・オブ・ワンダー/至高体験/ピーク体験/フロー体験/解離状態/変性状態、あたりがキーワードだと思う。気分のコンディションのよさ/集中/充実感/ほどよい疲れ/リラックス……などの条件の組み合わせにより訪れることがある。たぶん、心と身体の両方をよく使って前に進んでいるという確かな充実感があるとき、多幸感とすら呼べそうなあの心地よさを招く下地が用意されるんじゃないかな……。上に挙げたキーワードに関連した本はすこし手元にあるから、徐々に読み解くつもり。そしてきょうはなにもせずにぬいと過ごした。自分に対してはっきり告げておきたいこととして、そういう時間の過ごしかたこそ自分を支えるものだよ。義務感で行動して進捗を気にして後ろめたくなったり不安を感じるのは、自分に対する暴力のようなものだから、そうした抑圧は気軽に外しておこうね。こうしたことは友だちからもため息混じりに念を押されており、支援組織のお三方からも「自分を甘やかしてよし」と諭されていること。もう日付が変わったけれど、あと数日は休息にあてられるオフの日だから夜更かしする。窓を開けてランプの明かりを前に、エリキシル・ヴェジェタルやカツラの落ち葉酒を舐めて静かに過ごすつもり。