退職されるスタッフさんにお世話になった旨の手紙を渡そうとNPOさんへ出かけたら、あちらからもお手紙をいただき、その場で手紙の交換と挨拶になった。ほかの利用者の皆さんが帰るころを見計らったつもりが、ちょうど大掃除が片付いて締めにみんなでケーキを切り分けていたところで、自分がタイミングよく来ておいしいものだけ食べてるひとみたいだった。それはよいとして。お世話になった方がいなくなるということに対して、いまはそれほど実感が湧かない気がする。今度の手紙を書くにあたってどんな内容がよいだろと思い、自分が受け取ったそうしたお手紙を参考にした。これまで人とのつながりに無頓着だったことを振り返ると、そんな自分でも何通かいただいていることが意外でありがたいものだね。引き出しから引っ張り出したお手紙を読むにつれ懐かしさと若干の痛みがある。お別れはそういうもの。