通院先の先生から、処方を増やせば厄介な問題を付け足すことになるから、生活の中にあるストレスを解消できたらいいんだけれど、というようなことを言われた。ごもっともです。梅雨のあいだにさび病が蔓延したクレマチスたちはすっかり治り、わさわさと枝葉を伸ばしていた。サマー・スノーの花付きがよくなるのは、植え付けて数年経ち株が充実してから、と聞いてる。もう伸び放題といった感じの展開をしているけれど、花に関してはことしはそれほど期待していない。さび病に罹患した葉を取り除いたら丸坊主になったくらいやられた白花のクレマチスも、健全な葉が芽吹いて蔓を伸ばしはじめていた。これはあとで誘引してやろう。そして、いったん地上部を刈り込んだ祖母のH.F.ヤングに、ようやく蔓が見え始めていた。冬開けくらいに祖父宅から掘り起こしてうちへ持ってきた株で、クレマチスは移植を嫌うから根付かなくても仕方ないかもねという感じで様子を見ていたものの、そこからたくさん花を付けた。たぶん、強剪定した梅雨のあいだは地下を充実させていたんだろう。うちに根付いたことが分かって安心した。ひとまず、僕が精神的に不調でぐったりしているこの一ヶ月以上の期間に、クレマチスたちは元気を取り戻していい感じに育っていたことをきょう確認できて、よかった。ユンナンエンシスを早いとこ確保しなくちゃね……。