今朝の気温は12度近くまで落ちた。夜九時のいま16度あり、ベランダへ出ると手足の先がきゅんと冷える。手すりには夜露が降りるようになった。服装を変えたりストーブを出すまでもう少し。坂本龍一氏の『async』はとがった領域へ踏み込んでおり「うーん……?」という感想を持った。このアルバムの音を粒子の光と振動として捉えるつぶやきを読んだことがあったから、その線で耳に馴染むだろうかと聞き返してる。なんとなく、bayakaの『Irradiation』と『inner film』が近しい気がした。こちらは個人的なお気に入りのアルバムで、有機的な闇という表現がはまる。『async』もどちらも、空間の深度から見たときに類似点を見いだせないだろうか。