2017年12月6日(水) 一年が経つのはあっという間だよ

茶臼岳のドーム状の山容が白く雪化粧をしていた。

朝方には氷点下の気温も珍しくは無くなって、原付のエンジンが掛かりづらい季節に突入してる。書き忘れていたけれど、おとといの朝、既に一度エンストした。しばらく温めればきちんと動くのだし、冬場のエンジンの具合は僕にはどうにもならないな。

少し前にここで書いた本棚相手に座り込むあれは地味に続けていて、本に触れる時間が増えたため、もう一度読み直したいものもちらほら目についてる。再読に耐える本は宝ものだよって誰の言葉だっけか。

付け足して書くと、筑摩書房のちくまだとか角川書店の本の旅人だとか、そういう出版社のPR誌に「様々な本の数ページを抜き出して束ねたような読み物」という印象が生まれてきていて、お得感が綿のようにあふれるのを感じる。梨木香歩さんの「風と双眼鏡、膝掛け毛布」は見ている風景が文章に浮き上がるようだったし、最果タヒさんの「最果からお届けします。」は思考と感覚の流れる経路を掴むかのようでこちらも目を離さずにいる。岸本佐知子さんのページにはクラフト・エヴィング商會の挿絵が九月からこっち並んでいて、当初拾うつもりだった商會情報とは別に、岸本さん自身の書かれるものも拾うようになってきてる。

PR誌の入手については直接購読のほか、Webから見本誌を取り寄せることが出来たり、大型書店によっては持ち帰り自由で閲覧出来たりもするみたいだ。こちらのタダの本・100円の本-Tojosの晴耕雨読のページが出版社毎の特徴など書かれていて、どちらへ着地するか決める際の参考になったため、リンクを張っておく。TSUTAYAでは店員さんに本の旅人は置いていますかと訊ねても通じなくて、「出版社が独自に刊行しているフリーペーパー」でそれならと案内された先には、束ねられていない一枚ずつの読み物が一角を占めていたりした。ちくまと本の旅人はどちらも1年間購読なら1000円。好みな出版社を選んで浸かってみる経験はわりと痺れたから、こういった雑誌の情報くらいは読書好きに伝わると良いなあ。

それで今週から年賀状なんかのフォーマットを決めて書いて、悠々と投函出来るようにしたい。ラジオは山下達郎のクリスマス・イヴを遠慮などせずに流してる。

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