Sさんのギャラリーへ行こうかと思い立って昼過ぎに出かけた。途中で居酒屋レストランなるお店へ入り、定食を注文。魚介系に特化しているみたいだけれど、お昼はメニューを絞っているようだった。思えば白米のつくメニューを外食で頼むことってほとんどなかったなーと思う。それからギャラリーへ。折りよくSさんがいらして、とりあえずつくりたくてつくったはよいけれど値段をつけたら売れるのかなーと、という話をしながらポストカードをひととおり見ていただいた。お店の場所を借りるという形式になるとかなり安くて三割がお店の取り分、もうすこし県央に向かうと四割くらいが相場になってくるとのこと。Sさんはポストカードを日本画みたいだねと言い、このギャラリーともう一軒の喫茶兼ギャラリーで置いてみようと申し出てくださり、びっくり。渡りに船でぜひぜひと食いついた。とりあえずお試しで1枚入り包装x10種類/10種類入り1セットを各3組ずつ置いて様子見しつつとのことで、そこからは在庫がなくなれば納品というかたちで……と話は進んだ。その最初の納品にあたって、Sさんがタイミングよくいるかわからないため来るときは電話で連絡してとのことで、その場で連絡先を交換。仕事はどうと振られ、もうそろそろ辞めるつもりです、合わなくて……と話すと、接客はできる? うちの喫茶兼ギャラリーに来たら、というお誘いをいただいた。引きこもってると鈍っちゃうからね、とのこと。願ってもないことでこちらもぜひとお願いした。それからそちらの喫茶兼ギャラリーで展示やろうというお話や、春に協会へ入るならみんなに見てもらって考えようかとか。暖かくなってからじゃないと動きたくないからそれからだけどね、とのこと。あれこれ話してお礼を言い、ひとまずお暇した。Sさんにはこちらの疾患や取り巻く状況をざっくり打ち明けているから、仕事となるとそのへん障害の合理的配慮を絡めてお世話になるかも。Sさんのご好意はいろいろな経緯や背景もあって、それが人柄に滲んでいるのだな、と思う。一気に話が動いた……仕事を辞めても次のあてはあるというのはうれしい気もするし、安心ともとれるけれど、いまは回復が最優先なのでどう影響を感じるかちょっと保留かな、という感じ。仕事のあてがあって安心というのもおかしな話で、とりあえず回復に集中しようとか、じぶんは徹底的にじぶんのことだけにかまけていたい質でしょと思ったり、まあいろいろな意味でお気楽なのは確かだよ。流れに乗るつもりなら、当面はじぶんを無為で満たしてすきにさせてあげるのがよいよ。自己に対する主権回復の選択と宣言は結果的にいい感じになりそう。Sさんのご家族から、表情がすごくやわらかくて優しい人ですねと評をいただいたことを思い出す。逸脱への快が強いだけに不思議なことだよ……たぶんそうした要素は飼い慣らしているから、と思うと同時に、そんなふうにひとを見られるのはそのひとが自分自身と和解しているからかもしれない。あすは歯科の予約が午前にあるから、夜更かしはほどほどにしておやすみ。
