くだもの市場へ。帰り道、自転車に乗った高校生くらいの子が視界の端で転び、とっさに原付を止めた。どこが痛いか訊いたり、曲がった自転車のかごを直すのを手伝ったり。血が出るような傷はほとんどなく、立って動けるくらいの打ち身が主のようだった。あんまり気の利いた言葉も出なくて、帰って落ちついたらぶつけた箇所をよく確認してみてください、くらいのことを伝えて立ち去った。以前にも同じ状況に遭遇したことがあるんだよね。そのときは相手が恥ずかしがってこちらもうまく言葉を伝えられなかった、そのことを思い出す。誰かが急な事故や怪我に遭ったとき、車を運転してるから止まれないとか、他人に期待をするなとかではなくて、見かけたひとが駆けつけてくれるものであってほしいなーと願うよ。今回のように車が行き交うところでひとりで転べば、他人の視線と無関心を感じることは、怪我くらい痛いはずだもの。しんどさはきのうに比べて減じたものの、おとといの件でずっと腹が立っており、しょうもないことにリソースを費やしていると思う。夜は比較的涼しめで虫の声がよく通る。