びんごみを収集センターへ出し、洗濯機を二度回し、映画を観て夕餉。できたことを充実とするのは好みでないにしても、自覚以上に身体は動いており、まあ焦らないことだよ。『ベルリン・天使の詩』観た。踏み出してしまったダミエルと握手に応じなかったカシエルの対比にしんみりする。マリオンの暗喩めいた試しの言葉、これはサーカスのひとじゃなきゃだめだよねという奇妙な納得があるよ。明かされる秘密はすっと抜けるようで小気味よかった。どう生きるかの前に生きる? が描かれる感じ、天使の抱擁に応じない人物の提示も含めて、すきだな。別の話として、副交感神経があんまり優位だと無気力や意欲のなさにもつながることに関連して、じゃあ交感神経を軽く働かせてみたらと思い、してみると、できるぽい。なにかするために「よし!」と立ち上がる瞬間のわずかに身体に電気が走る、あの感じの維持。外からの強いストレスにはやはり翻弄されてしまうとはいえ、こうした微弱な状態への柔軟な切り替えは、身体を賦活するのに向いているのではないかなあと思う。こうした感覚の話はひとに伝わりにくいと思うので(控えめ表現)、ここでぶつぶつ書き散らしてるのがよいよ。もう七月という現実感のなさ。かつて七月の印象として、水に沈んだガラス板の屈折する感じ、ものが二重に見えるような、輻輳するような、変調する感じ、ということを書いた記憶がある。まだその感じはある。