2024年10月17日(木)

午後まで通所。実習から帰ってこられた方と久しぶりにお昼ごはんをしたり。ここの利用を卒業したら遊びたいですねと言ってくださり、うれしかった。体調に変化があるなか気分的には悪くない日で、帰り道の風景にはほんとうに久しぶりに、暮らしや季節を感じることのしっとりした気持ちを抱いた。すごい、この感覚がわずかでもよみがえってくるとは。現実への帰還という印象。忙しい生活にかさつく前は溢れるほどに自分を潤してくれていたものが、再びそれとなくしっぽを見せている。いろいろあるけれどうまく運んでいるところまできた、というしるしかもしれない。夕餉を早めに済ませたので宵の心地よさをたっぷり堪能していた。よい流れがあるならよい循環へ導くべし。早めにお布団へいこう。ブルーバックスの中屋敷均『遺伝子とは何か?』を読んでいる途中なのだけれど、遺伝子の研究が歴史を追って述べられるなか、DNAと呼ばれるものの分子とその立体構造が図に出てきたところで、静かに感動してしまった。幾種類かの分子たちがこんな結びつきかたをして構造をつくってるんだ……。二重螺旋の論文の汚点も読み、ため息のような気持ちも抱いたのだった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です