午前は就労移行支援、午後はNPOさんのところで面談。引っ越しをして生活の風景が変わった話とか伺ってみたいですと相談員さんに伝えると、大学を卒業してから今までのことを話してくださった。群馬を出て暮らした長野の松本に愛着があることや、行くあてのない無職期間を経て口実のように当地へきたこと、このあたりにはあちこちに林が現れるけれどその植生の雰囲気がちょっと怖いこと、心を傾けられる標本木のような木をどこでも求めてきたもののまだここでは見つけていないこと、そのほかいろいろ。面談の終わりに、三月でここを退職するんです、と教えてくださった。きょうのようにお会いできる機会はまだ二回あるとは言え、戸惑いかさみしさのようなものを感じる。就労へ向けた活動をなんとなくためらっていた自分の背中を、無理にではなく自然にそっと押してくださった方なのだよね。一方でおたがい、変わりゆく景色の途上にいるという意味で仲間だとも感じるから、そこを応援したい。三月まではまだ間があるから、こうした気持ちをお手紙に書いて渡そう……。ここ一、二年ほどで、自分を取り巻く人との出会いや別れが瀬の水のように目まぐるしくなってきたことを感じる。主観としてはできることをこなしてよく休み、先のことはそのときがきたら自ずと定まるはずと心配もなく楽観しているのだけれど、きっといまは人生の大きな変わり目なんだろね。なんだか疲れてねむたい。あすは回復にあてることにしておふとんへ。