春前に手に入れたい苗のリストや済ませておきたい庭の作業を紙へ書き出しはじめたり、溜まっていた洗い物を洗濯して干したりアイロンをかけたり、ネイルを塗ったり。午前の日差しが十二月のそれとはもう違うと思いつつ明るい外を眺めていると、強くざわめく風にもこれまでとは違う響きのようなものを感じた。なんとなくランダムで流していた楽曲で、aiko『ぬけがら』の「季節の変わる匂いする 寒い朝に思い出す」という歌詞が耳に残ってる。というかこの言葉は聴くたびすごい感受性だなあと思う。そのあとに聴いた冨田ラボ feat.畠山美由紀『耐え難くも甘い季節』の「もうはじまる 耐え難くも甘い新しい季節 少し冷えた夜風が響く時 あなた触れる幸せのハーモニー」にもおやと思ったのだった。どちらも歌っている季節としてはじぶんのいるいま現在ではないのだけれど、変わり目を捉えた歌の言葉が心のなかへ入ってくるのはどういう変化だろ。そんな些細なことに元気でも出たのか、きょうは目の前のやることに没頭して、朝から夜まであっという間に過ぎた日だった。そして数ヶ月ぶりに体重計へ乗ったところ、予想していたラインよりはまだ下におり、意外な思いとともに安心したところ。ここ数年は十月から一月にかけて、冬場のストレスが食欲へ向かうためか、とても太るのだよね。ちょうどよいし、このあたりでまた食事に注意しはじめられたらよいな。ただし、したいこととしてメモしてある「ケーキとタルトを食べる」を実行に移してからね……。日没ごろNPOさんの利用者さんから電話があり、あすは缶ごみ処理の活動があるからよかったら一緒に行きませんか、とのこと。すでに就労支援の日程が入っていたからお礼を言って別の機会にと断ったけれど、なにかしら誘ってもらえるのはうれしいものだね。庭の予定を考えてすこしのんびりしたら、今夜は早めに眠ってよい流れをつくろう。