大晦日。遅くに起き出したものの、窓拭きなど掃除をしたり、洗濯ものをしてシャツにアイロンを掛けたり、靴磨きをしたり、そんなことをするうち宵のころに差し掛かっていた。掃除を残したところは来年の課題として切り上げて、紅白をラジオで聞きつつお蕎麦を食べた。夕方に降った雨は日付が変わるころには止み、かわりに強めの風。気まぐれな除夜の鐘がまばらに聞こえてくるのを、ぬいといっしょに、開けた窓からランプの明かりの前で聞いていた。それから友だちとあけおめのやりとりも交わしたり。このように、身のまわりのことを淡々とこなして過ぎていった大晦日だった。ことしはさまざまな方々に支えられていろんなことを動きだせた年だった。少なくとも2024年いっぱいは迷わずに進める年になると思う。それはきっととてもありがたいこと。不安を感じないのは、手を差し伸べ見守ってくださる方々のおかげなのだろうね。そろりとおふとんへ入ろう。