作ったジェラートの味見。チャイはよいスパイス感があったものの、茶葉をもうすこし濃く煮出してよいのではという案があり、そこに本来入れるはずだったシナモンを加えれば味は完成しそうだった。花椒はミルクのまったり感にさっぱりした風味を出しており、これも花椒の量を若干増やしてはどうかという話に。業務用ミキサーで攪拌したジェラートはふわっふわの食感に仕上がったけれど、底のほうで固めに分離している層があり、これを生かすとしたらケーキかクッキーを砕いたものを敷こうかということになった。チャイを先に提供する都合があるから次回はおもにそちらのレシピの完成を目指すことになりそう。ひととおり意見を出し合って解散したのち、自分はそこに留まってしばらく本を読んでいた。そのあとカメラを持ちながらご近所をぐるりと散策した。駐車場とブロック塀のすき間にクリスマスローズが生えているのを見つけ、こぼれ種のようだけれど、場所が場所なだけに風変わりな素性だなあと思ったりした。住宅地の奥まったところに立っているアパートでは、正面の向かいに幅1メートルほどの細長い庭らしきスペースがあり、そこには蕗のちんまりした株が生えていた。春になればふきのとうが顔を出すのだろうね。一階のとある部屋のベランダには牛ふん堆肥の袋が置かれていた。そのベランダの横にはいまはなにもない半畳ほどの花壇があったから、園芸をたしなむ方が住んでいるんだろう。散歩はそんなのを見つけるのもたのしい。しばらくふらふらして帰途へ。アセスメントの予定はスタッフさんのひとりからインフルエンザとの連絡が入り、ひとまず保留になった。お大事にと伝えたけれど、流行っているなあ。