2022年9月9日(金)

ひと月ぶりくらいでNPOさんとこへ行って本を読んでいたら、前年にお世話になったスタッフの方からお話を受けた。その方はことしの12月で退職されるとのこと。担当した方々には噂になる前にお伝えしたくて……と仰った。年度末は待たずにとか次は全くの別業種へ、という話しぶりから、なにかしら事情があってのことのかなと思ったのだけれど、そのへんの質問はせずに感謝を伝えた。12月まではこちらにいらっしゃるとのことで、それなら自分としても来訪の頻度を増やしたいですね、とか話したり。打ち明けて下さったとき反射的に涙がにじんでしまったのが、この方の存在は大きかったんだなあと改めて感じることだった。この場はいろんな人の作用で動いて生きているんだなあと実感する。『永遠の門 ゴッホの見た未来(吹替版)』観た。序盤の、自然の光のなかを生き生きと逍遥する彼に、何度か泣いた。初めの夜明けのもと、麦畑を走ったり土を肌で感じたりする彼のそばを、一緒に走り回りたい衝動を感じた。自分の不眠症が解消されつつあったころもやっぱり、目覚めてすぐ光がほとばしる夜明けの空を、ああした衝動に駆られて夢中で眺めていたから。作品の画面が終始揺れ動いていたのは、ゴッホの心境を反映した揺らぎだったのかなー……なんて思いながら観ていた。しばらく前から読みさしだった安友志乃『撮る人へ 写真家であるためのセルフ・マネージメント』(窓社)を読み終えた。趣味で写真を撮るけれど……という自分が(職業にはせずとも)これからなにをしたらよいか、この本がきっちり道筋を示してくれた。このまま進んでだいじょうぶ。

2022年9月7日(水)

タスクを進めるうちなんとなく過ぎし日。もう仕込みの季節だし、次の春へ向けて庭に植えておきたい苗や種を選んでいる。モッコウバラ用に増やしたアーチにはクレマチスのモンタナ・銅葉ルーベンスが似合いそうだとか、庭に大型の蝶を呼びたかったら三尺バーベナの種を取り寄せてもいいなとか。わすれな草は夏に弱い実質一年草とのことで敬遠していたのだけれど、前年の秋に仕込めばしっかりワンシーズンは楽しめるのではと思った。ノースポールや三色すみれはどれだけ咲いていてもよいもの。市の反対側にある直売所にて、フジバカマの苗が100円かそのくらいで並んでおり、そのときは買えなかったけれど庭に何鉢かほしかった。また覗く機会はあるかなー。

2022年9月6日(火)

台風一過。初めて入った喫茶店のテラス席で本を読んでいると、机と一緒に設置されていた日よけ傘が風にあおられて外れ、そのことでお店の方々からは平謝りをいただいた。風に当たりたくてテラス席へ座ったから満足していることと、こんな天気だからそんなこともあるよねということ、それにさいわい傘がぶつかったりはしなかったから……という思いがあったのだけれど、お会計の際のやりとりで伝わっただろうか……。ベテランのスタッフさんにお会計をしていただいたのかな。その方に、サービスして下さったドリンクおいしかったですとか話した。それから喫茶店謹製のドリップパックコーヒーをいただいた。これは早起きしたら淹れる。嵐の前後は空が荒れて綺麗。

2022年9月2日(金)

通院先で相談など。対人距離のグレーゾーンが乏しいことについて、「選択肢があったとして、片方が満たされたからこそ他にありえた選択肢も満たしてみたくなるけれど、それらは選択が済んでしまったことでは」「選ぶだけの理由やその強度があって選んだことだとしたら、それは他にありえた選択肢よりもあなたを満たすものだったとも言えませんか」「自分のスタイルを模索して経験を積んでいきましょう」とのこと。最後の助言は特にありがたかった。ほか、久しぶりに庭で作業をし、モッコウバラのアーチを増やした。園芸用支柱をうまく組み合わせてドームパーゴラを作れば、ばらを這わせることができるのでは。ほかの場所に藤棚/パーゴラを作る方が優先順位は高いから、その準備は追々。

2022年9月1日(木)

日中は用事をいくつか済ませた。よしよし。早めに眠ってあすに託せるのはよい流れ。槇原敬之さんのアルバムを何枚かリッピングして聴いてる。この方の生き方の節々を、その音楽を通して知るような気がする……という感想を『EXPLORER』にさらっと触れて思った。ごく最近のアルバムらしい『宜候』はいずれ順番に。