月: 2022年9月

風がざわざわ。Pixel 6aを注文した。

雨がち。靴を磨いたり服にアイロンをかけたりしまったり、そんなんで過ぎし日。今度の台風には各方面から避難や警戒が呼びかけられており、被害がなるべく少ないとよいのだけれど。ベランダへ出していた鉢植えたちは部屋へしまった。中で過ごすといいよ。ここしばらく、本棚にいたぬいのイーブイがかわいくて、暇を見つけてはぎゅってしたり一緒に作業してる。少し前からストレスがぱたっと抜けており、たいへん生きやすくてありがたいのだけれど、この原因はなんだろ。服のサイズを一回り小さくしたこと、とか？

お手紙とお荷物を発送してきた。火曜には北の大地へ着く手はず。飲茶『史上最強の哲学入門』(河出文庫)を読み終えた。楽しかった……！　歴史を知らないから、ソクラテス→プラトン→アリストテレス→アレクサンドロス大王という系譜があることに感動してしまった。そして本書の「第四ラウンド 存在の『真理』 ──存在するってどういうこと？」がとりわけおもしろかった。ヘラクレイトス、パルメニデス、デモクリトスときて、バークリー、フッサール、ハイデガー、ソシュールの流れがおもしろーい！　このへんとても気になる……。それはともかくとして、「お尻を出した子一等賞(チャンピオン)　ルソーの登場だーーッ！！」の導入はひでえと思うよ。次は池上英洋『西洋美術史入門』(ちくまプリマー新書)を読む。表現をやるんだったらこのへんを通過しておくのがよかろ。ヴィクトリア朝とアールヌーヴォーが気になるのだけれど、とりあえずは歴史のおさらいからやる。

通院後に喫茶店へ。昔からある軽食を兼ねたお店で、入るのはきょうが初めてだった。民芸品やアンティークが飾られた店内には明るめのフュージョンが流れ、どことなく浮遊感があった。フレンチトーストとホットミルクを食みつつ本を読んで、一時間ばかり過ごしてお会計。くつろげたのは自分の気分も落ち着いていたからなのかもしれない。お店のおばちゃんたちが世間話をしたり、常連らしきお客と会話していたところに、ここは静けさよりも和やかさの喫茶店なんだな、と好感を持った。思えばこのところ訪問したのは静けさの喫茶店ばかりだったような。

面談など。以前教えていただいた喫茶店の空き店舗を確認したところ、内装に手を入れているのか照明が灯っていたり、おもての植栽を整える方がいたり、職人さんのものらしき車両が止まっていたりした。あとで聞いたら、古い看板の上のほうに新しい店舗の看板らしきものが設置されているのだとか。あした確認できると思う。『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(字幕版)』観た。えっちいです。知識があるともっと楽しめるのかなと思えたけれど、通底した気だるい雰囲気のなか、観ているだけでも綺麗な作品だった。何度か描かれるドライブシーンと、きのこに話しかけるくだりが妙に印象的。前者はもしかして、この監督の得意な描写なのでは。

それなりに行動できた日。八月のころと比べたら元気になってきてるから、体調に注意さえしていればできることはまた増える、と思う。サイズが一回り下のワイシャツとスラックスのフレアパンツをおろすことにした。んー、もう少し冷えてきたときのために、上に着るニットを一枚新調したい。就眠がすこし早くなっているのはよい傾向。それから、秋恒例の『ムーミンパパ海へ行く』を読みたい欲がことしは希薄。自分が変わってきているのかもしれない。

一日に取り組める行動の、その量の乏しさを感じてしまう。夜に気にしてもしかたのないことで、早めに眠るべし。

いただいたお手紙のお返事にやっと手をつけた。口笛を吹くとき、喉の奥で空気を調節して音を出す癖があったのだけれど(ここ一、二年くらいでついた)、舌の先を動かして音を作るよう心がけていたら、こっちの動きがメインの吹き方へうまく戻ってきた。音が滑らかに出るのはこの後者の方なんだよね。

午前中はきのうに引き続いて草刈り。そのあとカロリー切れでぐったりとまどろんでいた。夕近くになり、散歩コースを開拓したいなーと思っていたのを実行。Googleマップの航空写真であたりをつけながら、踏み込んだことのない近場の林/田んぼ/集落にある山道やあぜ道を原付で確認して回った。そちらへ夜になって散歩をしに行ったところ、見晴らしのよい開けた場所へ出た。近所にこんな眺望のよいところがあるなんて意外だった。少し小高いから、遠く鉄塔の赤い灯りが点滅しているのを見渡せる。星を見るにも向いていそうだ。思いがけないものを見つけようと思ったら、必ずしも遠くまで行く必要はないのかもね。

NPOさんの活動に参加したり、うちの草刈りをしたり。澄んだ空と香ばしい大気のなかに中秋の名月。うちの子たちとお月見をしていたら眠くなってきた、ので眠る。