2022年1月9日(日)

灯油を買いにいったり。朝は寒かったようだけれど、日中は窓から入る風がほどよいくらいの気候だった。あいかわらず糸が切れたような過ごし方をしてる。ので、lisnのお香をあれこれ取り出して焚きはじめた。春先ともなれば植物はもう動き出すから、庭の整理やエクステリア工事のための段取りは、大雑把に二~三月までに済ませたいところ。ほか、目隠しの樹種をいくつか決めて植えること、菜園を少し拡張すること、庭や雨どいの排水路を作ることなど……書き出してみたらやることはいろいろ出てきた。ひとまず予定を組みながら考えることにする。

2022年1月7日(金)

今年最初の診察で、先生は疲れ切った様子だった。その帰り道に「この冬は生き残れるだけで上出来」と思う。なんとか、誰しも健やかであれ。千と千尋の神隠しを観た。これ、作品の細部からかすり傷をあれもこれも受けてしまうというか、こちらの柔らかいところを掴まれて逃れようがなく釘付けになる。好きではあるけれど、何年かに一度触れるだけでお腹いっぱいになる作品。布団の中でラジアンFを聞こうか。

2022年1月6日(木)

捨てられずにあった破魔矢を地元の神社へ持っていった。その破魔矢二本はたしか十年くらい本棚の上に滞在していたもの。古札納め所だったか、処分される縁起物らの手前には賽銭箱が用意されており、こんなものかなと二百円ばかり放り込んだ。ああした品々は手に入れたときはめでたくても処分がしにくいんだな……。この用だけで引き返すのもねと思い、おととい来たばかりの本殿に加えて横にある稲荷神社の両方へ足を延ばし、軽く挨拶をした。いつからか、こうした場で願掛けや頼み事はあまりしなくなった。貸し借りは面倒というのがだいたいの理由。神社へ立ちよるにしても、意気込みがあれば伝えたり、気が向いたから立ちよったよとか、ちょっと報告をするくらいの距離感が気楽だ。話変わって、きのうは地元で今年初の感染例報告が1例入ってきた。そしてきょうは地元と隣の自治体から4~5例ずつ。正月明けとはいえ、全国の感染者数もなにこれはという感じに跳ね上がっていて、この初速では第6波もまずいことになるのではと思う。手洗いや消毒といった対策はずっと続けているけれど、対策すべき環境へ出向くこと自体を減らす周期に、また入ったんだろうなー。

2022年1月5日(水)

HD FA 43mm F1.9 Limited(シルバー)が届いた。これは確かにパンケーキだな……。一点気になった箇所として、LA-KE1経由でα7R IIIに装着すると開放F値は2.0になる。若干寄れないところはクローズアップレンズでカバーするつもり。ちょっと気疲れしてしまった。

2022年1月4日(火)

地元の神社に初詣。境内に常に誰かしらいる、くらいの人影だったのは、やっぱりみんな人混みを避けてやってくるんだろうか。参拝のあとで参道を逸れ、いつもの墓地脇の日だまりへ立ちよった。地元の人が抜け道に使うらしいほかは、ちょっと忘れられたような場所だ。意図的にくつろぎたいときするように、視覚へと集中しがちな感覚を聴覚や触覚、嗅覚などに分散しながら、桜のこずえの先にある空を眺めた。いまはこんな感じ、と思う。初め駐車場から境内へと上がってくるときに市街を一望したのだけれど、そのときにも思ったのが、なんというか、今年もこの町の世話になりそうだ、ということだった。いいんじゃないかな。自分自身の時計はまた動き始めたことだし、いずれどこか遠くへ出かけるにしても、ホームポジションはここにあるってことだ。季節のきのこや山菜が採れる場所を知っていて風景には記憶が宿っている、ひとところに暮らしながら培うそんな事々も、わりあいな財産なんだろう。納得ずくで生きられるわけはないのだけれど、じたばたできるわけでもないのなら、自分自身が導く了解を大切にしたい。帰り際におみくじを引いた。吉。雪融けでようやく春が訪れた運気とある。徐々に好転するから着実に/堅実にというのは、わりといまの状況を指しているようで、この内容を引いてよかった。帰り道、地元の冬の祭りが開催予定なことを道ばたの看板で知った。これは冬場のちょっとした楽しみだったから開催されるなら嬉しいけれど、疫病の第6波がじき来るんだよね。様子見。

2021年12月31日(金)

ゆく年くる年を母と観るうち年が明けた。これまで幾年かのような、神社へ行かねばとか挨拶せねばといった気負いはないなー。のんびりするうち眠くなってしまった。茉莉花や播種した苗は個別の鉢へ移植した。もう今年だけれど、今年は手にした幸運を手放さないよう、このまま進みたい。