買い物の帰りに気になっていた喫茶店へ立ちよった。こぢんまりした店内は照明が抑えめで、それはそれで滞在したくなるしゃれたしつらえだった。でも、駐車場の前に簡単なテーブルと椅子が出してあったから、そちらへ。この季節は風が新鮮で心地よいし、もとはと言えばどこかで本を読もうと思って喫茶店を探したから、そのへんの屋外に座れるのがありがたかった。なんでもおいしい味覚ゆえコーヒーもおいしい。そのテーブルで一時間ちょっと本を読みながら過ごし、霧雨が降ってきたところで撤退。いただいたメニューには飲み物が豊富で、そのなかのエルダーフラワーソーダというのが気になった。またいずれ訪問したらそれを頼むことにする。やっぱり公共の空間で過ごすと本を読む。その条件だと図書館や学習スペースのほうが向いてるけれど、屋外のほどよい空間で他者の気配はありながらも一人というのだと、有料になりがちでは……探せばあるか。別の話。野外から手折ってきた植物をこう、なんらかの処理を施しながら、その香りを屋内で楽しむ方法がないかな……とふと思いついて雑に検索したら、蒸留器というのがでてきた。精製がしたいわけではないから、素材をほどよく蒸すとかでも目的には適いそうな気がする。そういえばこれ、読んでてよかったデイリーポータルZ。いつ無人島で遭難してもいいように蒸留器を自作したら、ノンアルコールジンができた :: デイリーポータルZ あとで読み直す。今春はさして目的があるわけでもないのに、ハーブ類の苗を庭に植えていたのだった。説明があとからはまると危うい気がするけれど、そういう話ではなく。蒸留をしてみたいなら見込みのありそうな植物ももう少し探してみる?