墓参りのついでに産直で買い物をして、レジのおばちゃんから「いつもありがとうございます」と言われた。いやまあそれだけなんだけれど。そこで見つけた青唐辛子の漬物がおいしかった。祖父たちの墓にいとこたちが来た形跡はなかった。そうするべきルールなどないし、こちらが望んだように現実があるべきだと考えるのもおかしな話だと思う一方、義母が僕の祖父母から受けた仕打ちをこうして残った者たちへ向けて仕返ししていることは、ほか様々な振る舞いからも露骨に感じる。怒りで応じると不毛だから、ひとまず憐憫へ置換できるようになろうな。この疫病禍で自分がどんどん狭量になっていることも実感してる。社会そのものの状況がめざましく好転することは考えづらい以上、そこからのストレスを緩和するためには、自分の認知へ手を入れることがいちばん手っ取り早い対策なんだろう。『いやな気分よ、さようなら コンパクト版』の認知のゆがみリストをおさらいするだけでも気分は変えられそうに思う。ここ数日はちょっとしたスクワットを行えているから、鼻の通りと日常の所作をよくするつもりで、惰性のように続けられたら。