クレマチスのある株にさび病が蔓延してしまった。この病気は細菌性で予防が大切らしい(大ごとになってからでは対処法が限られる)。葉の表には蛍の光のような黄色い斑点が浮き、裏面にはさびのようなオレンジ色の粉がびっしりと吹いていた。ゴム手袋をつけ、粉が飛び散らないよう葉を摘み取り、それをビニール袋へ詰めて口をきつく縛った。周辺のクレマチスへ伝染しなければよいな……。その作業のあとでは、花後に伸びてきた若い枝のほかに残っている葉はなくなってしまった。比較的大株だから、地下からの再生力に期待したい。ざっと検索してこの病気に劇的に効く薬剤はないようだったけれど、いくつかの記事に上がっていたラリー水和剤というものをAmazonで見つけ、ポチった。農薬はいろいろ種類があってひとつ選ぶにも難儀するものの、菌による病気であれば抗菌薬カテゴリのうちから選ぶように思う。それから、ウイルスによる病気は適応する農薬こそあるけれど手強い、ということも人間の病気と同じらしい。薬剤が届いたら霧吹きで全草にくまなく吹き付ける予定。それから午後の擾乱を抜けて支援センターで面談。担当の人はこちらの調子が思わしくないことも気遣ってくださったらしく、今回は早めに話し終えた。帰りは雨。この調子の低迷が元に戻るまで思ったより長いかもしれない。