ささやかな菜園ができあがった。固く締まった土を3m四方/深さ40~50cmほどまんべんなく掘り返し、そこへ堆肥や苦土石灰を投入してから、祖父の平鍬を使って畝を4本(それにチャイブのための小さな畝を)引いた。四日かかったな……。そのあたりは重機が入ったために少しへこんだ場所だったのだけれど、こうして土に手を加えると、かなり盛り上がって足が取られるほどふかふかした、いい感じの家庭菜園へと変わった。畝のおかげで水はけもよさそうだ。とりあえず、播種ポットで芽出ししたチャイブ/スイートバジル/ディルを植え付け。ダイアジノン粒剤とオルトラン粒剤を株元へ入れたから、虫たちの食害についてはしばらく気にせずにいられると思う。チャイブが夏の暑さを乗り越えられるものなのか、いささか懸念はあるけれども。正直なところ、なにを植えるかということをはっきり決めないまま、先に菜園から作っていた。畝にはわりといろいろ植えられそうな余裕があることだし、気を引いた作物やハーブを好きに植えるか……この「好きに」がとても楽しい。夏のあいだ重宝しそうな青じそや、いま芽出ししているホーリーバジルなどは第一の候補。スイートピーや黒種子草といった播種ポットのほかの苗もおおよそ植え付けが終わり、出遅れたけれどいけるところまで伸びてみなさい、という気持ち。きょうは一日じゅう母と庭仕事をして、うちの園芸についてやるべきことを進めたから、これが母の日のなんらかということでよさそうだ。母と夕餉に食べたルッコラはごま油の香りが香ばしかった。元気に雑記を付けているわりには、腰を中心に鈍い痛みと疲れを感じる。リングフィットで培った腹筋がよい働きをした日だった。溜まった疲労は少し経ってから実感が出てくるだろうから、早めにお布団へ向かおう。