花壇用の領域を耕して堆肥など漉き込むところまで片付いた。昨日雨が降ったおかげなのか、固く締まった土はシャベルで削りやすい気がした。初めに手がけてからなんやかんやあって十日以上掛かってしまったけれど、庭の作業はこれでまたいくらか進行するはずだ。元はといえば母がいまある花壇を広くしたいと言ったことが切っ掛け。一度やればもう手がける気は無くすだろうと思ったから、通路の邪魔にならない限度で倍ほどに広げた。あとは母が好きに使うはず。そのほか、庭に侵入してきた篠笹の芽を切って回ったりした。これは篠笹がファランクス陣形を取って放置されている隣の敷地をどうにかしないかぎり、焼け石に水というかジリ貧なのだけれど、そちらの持ち主もなんとかする余裕はなさそうだと聞いた。幸い人が通ることのほぼない山道を挟んでいるからそこでなんとか。園芸品種なほうのあけびに小さな実が一つついていた。秋まで無事に大きくなるとよいな。祖父宅から移植した五葉のあけびは根付いてくれたらしく、ぶつ切りにされた蔓から若葉が吹いていた。あけびには自家不和合性があるとのことで、これらの株が互いに助け合うのは来年以降の話。