目覚めると軽く雪が積もっていた。なにもせず過ごしてしまった。しまったって、年内のタスクはもう片付いているから、罪悪感を覚える必要もないはずなんだけれどね。地球の歩き方の古本が届いた。『地球の歩き方 中米 2016~2017』と『地球の歩き方 南アフリカ 2018~2019』。前者は中米七カ国、後者は南アフリカ七カ国の情報が抱き合わせでまとめられてる。もっとマイナーな小国だと、紙媒体では刊行されておらず、「地球の歩き方」Web上に情報が掲載されていた。スリナムの情報を紙で読みたい……。なんとなくこのシリーズには、全ての国と地域の情報が個別に書籍化されているようなイメージを抱いていたよ。『地球の歩き方』をめくることは、高校の社会科の授業から僕が連綿と継承している、地球のイメージを養うことの、その延長線上にある娯楽なんだと思う。世が世なだけにたいへん都合のよい趣味と化している。もしかしたら、掲載されているどこかの国へいつか実際に向かうかも知れないし、いまはそれはなにひとつ分からない。とりあえず異邦の成分を補給しようか。今年の晩春から秋頃にかけて、心気症の影響で頭が痺れるようにぼーっとすることが多かったのだけれど、いまになってその症状はなりを潜めた。投薬とストレス量の緩和のおかげだろね。そんなわけで今年の前半は身体のコンディションについて悲観的な思いを抱いていたものの、ここへきてやっと症状を追放可能なめどが立ったから、このまま症状を制御してしまいたい。