2020年2月19日(水)

例のかき菜をよく見たら発根していた。二、三回は水切りをしたのに、その断面から根を回すなんて、ほんとに力強い生きものだなー。春の大型連休のころなら遅霜の心配もないから、そのときになったら土へ返してやろう。生命の生きようとする力を間近に目にすると、びっくりする。

2020年2月18日(火)

あまり物思いに耽るでもなく父の命日。山々は吹雪いて消失するかに見えていた。少し前に座禅草を見に行き、見ごろはもう少し先だなあと思って帰ってきたのだった。今週末以降なら、いい具合に仏炎苞を広げたそれらしい座禅草が見られると思う。あとでまた撮りに行く。

自作PCを組むためのパーツは全て注文に漕ぎ着けた。マザーボード/SSD/ケースがそれぞれ入荷待ち。ツクモで一ヶ月以内の交換保証を付けたものが複数あるから、揃ったら早めに組み立てて、相性や初期不良を確認してしまおう。構成はずいぶん悩んで検討したのだけれど、結局は当初ざっと想定した程度の金額になってしまい、カメラ用貯金まで流用した。当面は慎ましく生きる予定。

リングフィットで腕のトレーニングをしてるとき、胸の筋肉が動く感覚が表れてきた。なんだかそわそわする感覚だ……。

2020年2月17日(月)

朝鮮半島上空から回り込んだ寒気の影響で、西日本にはところどころ雪が降ったりしているそう。

Webのどこかで拾った「折々の言葉」の切り抜きを思い出した。「僕は自分の肉体に鍬を入れられたと感じました」という、橋本忍氏の弟子である中島丈博氏の言葉の紹介。橋本氏の「正確に書け」という口癖は「描写は観客の目に入る順が正しい」ということだ、と書かれていた。例として「赤ん坊を背負った女が」は「女が赤ん坊を背負って」と書くべきなのだと。この文章の書き順が心に残ったのだよね。手癖でものを書くから品詞の並び方が適当なまま来てしまったのだけれど、目に入る順に描写するという癖を付けようと思う。

2020年2月16日(日)

雨降り。大気の持つ湿り気がやわらかく感じられるくらいの冷たさだった。

新型コロナウイルスの蔓延で中国周辺域の物流が滞っていることや、春節以降も人員の移動が制限され続けていることが、半導体製品などの品薄に繋がるという話。もっか僕は自作PCを組むためにパーツをリストアップしているのだけれど、このたちの悪い風邪が財布に直接の損失をもたらしそうで、げんなりしてる。すでにメモリが値上がりしているそう。この調子は長引けば四月辺りまで続きそうだとか。メモリかー、とりあえずパソコンを動かすのに必要なぶんだけ確保しておいて、相場が落ち着いてきたら要求スペックを確保するか……。パーツの選定は迷うし、金額が大きいだけに決心も鈍るけれど、のんびりせずに決済を確定させる方向でいこう。

2020年2月15日(土)

きのう日を跨ぐ前に寝入ったため、いまさらになりラジアンFをタイムフリーで流してる。午前の光線が降っているうちに地植え/鉢植え両方の福寿草を写真に撮り、昼から土井善晴さんの講演を聴くため会場へ向かった。なんとなく参加者には高齢者が多いように思った。講演のテーマが「イキイキ人生のための食事」とあるんだから、まあそうでしょうよ。別件の表彰式からプログラムが始まった。土井さんは、ああこの人だなーという納得感のある、僕が他のメディアで断片的に得てきたイメージ通りの話し方をする方だった。混ぜることに対してほどよく和えることとか、料理において箍を外すことの必要性とか、そんな感じの事柄を二時間、自由に話されていたように思う。帰り際に、会場内に展示されているフリーペーパーやチラシなんかを見て回った。色々あるねえ。周辺を少しうろうろして、1/2月号のとしょかんだよりを持ち帰った。こうしてうちでだらっと眺めるうち、図書館スタッフのお薦め本紹介に『コウペンちゃん』という本のタイトルを見かけ、笑ってしまった。Twitterに浸かっているスタッフさんがいるんだろうか。明日は曇り時々雨といった予報。

自作PCを組もうと思ってせっせとリストアップしていたパーツがおおむね出揃った。ああ、すごくいいお値段になっている……。いま主流の組み方は、お手頃なパーツで効率よく要求される性能を満たし、不具合やスペックの遅れが出てきたらまたそこそこのパーツを組み込むという、費用対効果(コストパフォーマンス)が最優先されているらしい。僕は手入れしながらまた十年は同じパソコンを使いたいと思っているのだけれど、優れた一品もので末永くという考えは時流にそぐわないのかも。ここから削れるところを削って頭を冷やしていこう。それからLEDで七色に光るパーツがよく目に付く。こちらはゲーミングPCの流行りなんだね。

2020年2月14日(金)

地植えの福寿草が日の光を浴びて花を咲かせていた。あしたは天気が良いらしいから写真に撮りたいところだけれど、昼より講演を聴いてくる予定があるので、そのへんの兼ね合いが取れたら。机の上に活けているかき菜は花こそ萎れたものの、ちりめん状のごわごわした葉はいまも青々としており、この葉の張りがいつまで保つのか見届けたい気分がしてきた。もともと吹きさらしの土手で花芽を付けていた植物だけあって、がっちりした枝振りから春の野菜の力強さを感じる。……人間の都合で手折ってきたものが元気なうちは見てやろう、という気持ちも少し。愛着が湧いたのかもね。

2020年2月12日(水)

麗らかなる日。日中の風の暖かさは春のようで、愁いと眠気すら感じる陽気だった。あしたは更に暖かく、雨降りもあるという予報が出てる。しばらく降水確率が高め。

月刊星ナビ 2020年3月号と心と行動の科学 (別冊日経サイエンス236)が届いた。前者は最近話題になっているベテルギウスの減光のトピック目当て。後者はいまのネットでかまびすしい陰謀論やデマ、バイアスといった事柄を理解しておきたくて入手した。だんだんに読んでいけたら。

2020年2月11日(火)

リングフィットを始めてから「おお」と思うことに、足裏を床に付けたまましゃがんだり立ち上がったりの動作がゆっくり自然にできる、ということがある。筋肉がないと、しゃがみ込むときにかかとが上がりがちなのだよね。日常に効果が現れてきたのかーと思うと悪い気はしない。それから、おそらく姿勢の悪さから腰のあたりが常にほんのり痛かったのだけれど、その痛みは解消された。筋肉がつくと姿勢もよくなるのかなとか、ストレッチが問題の箇所を直接ほぐしてるんだろなとか思う。

2020年2月10日(月)

邦楽の有名どころを押さえたいなーとオンラインで漁った中古CDが、ぼちぼち届いていた。サブスクでいくらでも聴けるじゃんというのはそうなのだけれど、物理媒体で手元に置いておきたいとか、アルバムの構成を楽しみたいとか、そういう。どのみちFLACにリッピングして聴いてるし、このへんは自己満足だよね。