2020年9月27日(日)

果物市場に寄ってから道の駅へ。珍しく二つのグループのフリマが出店しており、路上には普段の休日よりもずっと賑わいがあったように思う。たまにしか見かけないグループの品々を巡るうちに「おっ」と惹かれた店があった。扱うものはアンティークなのだけれど、ほかの店よりも粒が揃っている感じ。周辺をうろうろして商品に見入るうち、店の前に置かれた一品300円のワゴンに、小さな花瓶やぐい飲みや徳利といった、小さくて形の似たものがころころと転がっているのを見つけた。じつは、フリマに来たらランプと花瓶は熱を入れて探そうと勝手なテーマを持っているのだった。それらは手のひらサイズの民芸品という感じで、眺めるうちすっと親しみが湧いた。背の高いとっくり型の花瓶やおしゃれな水差し型のものなど、それぞれを手に持って比べたりしながら、それなりの時間を悩んでいたと思う。安定性があり雑草を活けても自然なのを、ということで見繕ったのが画像のもの。ささやかな花瓶だけれど使っていけば愛着が湧くと思う。フリマの品々のよいところは、量販店で売られているものと比べて歩んできた経路が複雑で、おそらくより多くの人々の手を渡ってきているところ。今風に言うと物語が多い。そうした親しみを持ちやすい一品ものを探すのもフリマの楽しみだと思う。この花瓶には庭の花や野辺の花を挿すつもり。雑草の花は観察すれば面白そうなので、そうしたものを手元に置く手段としての花瓶にもなれば。眠たい。

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