ジャスミンの新しく伸びた枝の先に、ごく小さな花芽らしきものが付いていた。先端の花が終わると脇芽が展開する、そうした繰り返しが花期のあいだ続くのかも。そうすると、今年のうちに多くの枝分かれをしてくれたほうが、来年の花芽の数も期待できるということか。春先にばっさり剪定すると展開がよくなり花芽も付く、というサイトもあった。んー、うちのジャスミンは花期を終えたら植え替えてやるつもりだし、株はある程度大きい方が環境の変化に強くなるはず。しばらく標準的な育て方で行こう。
ルピシアのモクレン烏龍は春を思わせる香りがした。フレーバードティーは余らせることが多いからできるだけ手を出さないようにしていたけれど、これは花そのものから着香したシリーズということで勘が働き、結果的に出会えてよかった。厚みのある花びらのしっとりとして冷たい感じが季節の情感とともに伝わってくる、ほどよいお茶だった。自分の好きな季節を思い出させてくれるこうしたお茶は、活力を失う冬場にはことさらありがたく思うはず。
写真界隈では格調の高さで知られるアサヒカメラが休刊すると聞いて、その七月号を手に取った。前半にはレンズ選びの基礎知識や構図の決め方といった、おそらく僕のような休刊を機に覗き込んだ新規さん向けの記事がいくつかある。でも途中からは、こちらを射貫いてくるようなぎらりとした印象の写真が並ぶ。きっとこちらが雑誌本来の雰囲気なのだろな。のんびり花と風景を撮る自分にとっては少し緊張感のある内容だけれど、面白そう。それから、作品投稿者はおおむね年齢層が高めに見えた。