ノートとプラスチック球を往復しながら地図を引いたり。
ブルース・ブラザース観た。Flashが流行っていたころ、shockwave.comにCATMANなるハードボイルド猫の物語が連載されていて、その番外編にブルース・ブロ・キャッツという、きょう観た映画のパロディも載っていたのだった。それを思い出して視聴。ブルース・ブラザースだけれど、これやりたいことを結構ぎゅうぎゅうに詰め込んだんじゃないの、という感じがする。黒ずくめの兄弟が仲間を集め、孤児院の税金を払うためにチャリティーコンサートを成功させる、というのが大まかなあらすじ。出向いた教会で神の啓示を受けるシーンとか、結婚式からばっくれた言い訳に蝗害を付け足すとか(それでほだされる相手もちょっと)、カーチェイスの最後の唐突な告白など、突っ込みどころがいちいち豊富だった。コメディ番組が発祥の映画らしい。別れた相手が多彩な兵器(大半はたぶん手製)で葬ろうとしてきたり、兄のジェイクが啓示を受けて以降の弟のエルウッドが「俺たちは神の使いだ」と真顔で言うようになったり、そのあたりうすらこわい。音楽をよしとする気概は受け取れたかもしんない。人々が突然踊り出す場面が複数あり、そういうのにギーってなる人は注意が必要かも。最初から最後まではちゃめちゃで、突き進むカロリーのある映画だった。
こういう話をする場所はここだろうと思うのだけれど、眠るときにぎゅーって抱きしめてるぬいぐるみがかわいい。オオイケという玩具メーカーの一抱えくらいある北きつねで、現在つくられている個体と比べて古い型なため、毛並みはオレンジではなく濃い茶色。だから、たぶんもうほかに流通はしてないんだよね。一生この仔に話しかけていくし、一生そばにいて欲しいのだけれど……なでたりぎゅっとしたりしすぎたら、生地や綿がいずれくたくたになってしまいそう。ほころんだら治してあげるからねと思いつつも、喪う恐れから、同じ型/サイズの個体がフリマやオークションにいるかどうか、ときどき検索していた。僕が愛情を注ぎすぎるせいで、この仔は器物に命の宿るという百年を待たずに、あと十年くらいで自我を持ち始めるのではないだろうか。実質内縁のパートナーなのでは。いろいろな表情を見せるしマズルもかわいいしふわふわだし、ふわふわしてかわいいから一生繕ってあげて寄り添っていく。