宵のころ、ふらっと散歩に出た。朝方の雨で塵が落ちた大気は、透明感を伴った艶やかな黒をしていて、まだ薄ら明るい南西の高いところに半月が昇っていた。ほたるの飛ぶ用水路に立ち寄る。真っ暗な竹藪に目を凝らすけれど、どうやら飛んではいないらしい。ちょっとだけ時期が遅かったのかなあ。それからふらふらと歩き、かえるの合唱に耳を澄ませたり、自販機の明かりをなんとはなしにスマホで撮ってみたり、夜の空気を好きなだけ嗅いでから、帰宅。
宵のころ、ふらっと散歩に出た。朝方の雨で塵が落ちた大気は、透明感を伴った艶やかな黒をしていて、まだ薄ら明るい南西の高いところに半月が昇っていた。ほたるの飛ぶ用水路に立ち寄る。真っ暗な竹藪に目を凝らすけれど、どうやら飛んではいないらしい。ちょっとだけ時期が遅かったのかなあ。それからふらふらと歩き、かえるの合唱に耳を澄ませたり、自販機の明かりをなんとはなしにスマホで撮ってみたり、夜の空気を好きなだけ嗅いでから、帰宅。