雪やみぞれが降りしきる日。葬儀おしまい。解散する際、酒癖は悪いけれど気のいい親戚がうちの母に「順番的にはねえさんってことなんだからそうなんないでよね」と、笑顔ではあるものの、はっきりと言い含めていった。状況的に皆が言い辛いことでも言ってしまうこの人の腹の割り方は、おおむね気持ちのよいものかもね。懸念はあるし、ほんとうに兄弟で母を見ていかないと。
積み上がったベストアルバムの類のうち、雑に流して耳が拾った曲は、直近だと秦基博さん『スミレ』や米津玄師さん『飛燕』『春雷』とか。槇原敬之さんやaikoさんがよく馴染むのって、どういうところを気に入っているんだろう。自分がどの世代の人なのかよく分かっていないけれど、いまは配信の時代でもあることだし、そう珍しくないのでは。
情報的おこもり六日目。しばらく前に創作ノートの参考にと思い、ひとさまのノート本や手帳本を読んだりしていた。客観的に見て、他人の手元をこっそり覗う自分はたいへん気持ちが悪いですね。これからもっと気持ち悪くなるのだ。それらの同人誌には匿名の感想フォームが用意されていた。これから書いて送る。『いやな気分よさようなら』は半分まで。こういう本でなくても認知療法について高校辺りで知っておけたら、多くの人はより楽に生きられるのでは、と思う。最近ぼんやりと、ただ存在するだけでさえ未来へ向かっていることの眩しさや暖かさを、修辞よりも現実のものとして感じる。