2020年3月11日(水)

昼過ぎに集まり、祖父に棺の中へ移動してもらった。葬儀屋の都合から明日の予定はなし。金曜の通夜は午後より始まるため、その日の午前中に入っていた歯科の予約はキャンセルせずに受診できそう。大叔父は始め、人の集まる一般的な規模の葬儀を望んだそうだけれど、祖父本人は葬儀は要らないと言っていたらしいことや、新型コロナウイルスが流行っている状況も鑑みて、家族葬の規模で弔うことになった。祖父が残した指示はあるかと喪主の従弟に訊かれ、保存のために埋めた芋類や収穫できる果樹なんかの在処を伝えた。

やっと漫画の『ARIA』を読み終えた。かなり前から本棚に揃えていたにもかかわらず、なんか照れがあって後半に手をつけられずにいたのだよね。よかった。読むべきときに読んだ気がするよ。それからやっぱり本棚の肥やしにしていた、デビッド・D・バーンズ『いやな気分よさようなら コンパクト版 自分で学ぶ「抑うつ」克服法』(野村総一郎ほか訳、星和書店)にも手をつけた。厚みと内容のあるこの本に取りかかる状態って、そのために必要な余裕を捻出できるようになったってことで、すでに心が前向きになれてるんだろね。認知の歪みについてのクイズはまるきり現代文のテストだ……。今日は風が強く暖かかく、今年初めてコートが要らない日だった。例のインクの配送ステータスを見ると、それらがここへ届くのは葬儀が一段落するころになりそう。情報を遮断しての三日目は、自分の感情の範囲が見渡せているような気がするものの、ほかは変わりなく過ごしてる。

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