地植えの福寿草が日の光を浴びて花を咲かせていた。あしたは天気が良いらしいから写真に撮りたいところだけれど、昼より講演を聴いてくる予定があるので、そのへんの兼ね合いが取れたら。机の上に活けているかき菜は花こそ萎れたものの、ちりめん状のごわごわした葉はいまも青々としており、この葉の張りがいつまで保つのか見届けたい気分がしてきた。もともと吹きさらしの土手で花芽を付けていた植物だけあって、がっちりした枝振りから春の野菜の力強さを感じる。……人間の都合で手折ってきたものが元気なうちは見てやろう、という気持ちも少し。愛着が湧いたのかもね。