シャコバサボテンの葉摘みをした。この春に植え替えをしてから、株はそれなりに貫禄が出るような葉の展開をしていたものの、花芽の付かない若い芽をもぎ取ったあとでは少しさみしい姿をしていた。これから2週間ほど水をやらずにおけば花芽が出てくるはず。吉田篤弘氏の著作一覧をWikipediaで確認したら、知らないあいだに知らない作品がずらりと並んでいる……。2015~2016年刊行の『ソラシド』や『レインコートを着た犬』『おるもすと』あたりが僕の履歴のしんがり。この方の作風は完全に都市生活者のそれだったので、一時期ずいぶんハマりはしたけれど、僕は土の気配を求めてほかの作者へ軸足を移したのだった。ここの雑記を椎名誠で検索すると、おおよそ五年前からそれらしい結果がヒットする。ただ、こちらの人は土というより火と風な感じ。