ぎんなんおいしい。朝から道の駅の産直とフリマを覗いたあと、目星を付けていた市街のあたりをぐるっと歩いて写真を撮った。市街といっても旧が付く山の手の静かな商店街と、その周りの宅地。そうした地域には生活の気配が根ざしているから、自分にとってはふらふらと散歩をするのに向いている。空は曇りで、そのために柔らかい光で撮ることができた。風景を探しているつもりでもいつのまにか花を撮っている……。写真を撮るときってなんとなく寄ってしまうのだけれど、街撮りでは引いたほうが状況説明を込められるのかもしれない。きょうは散歩といってもざっくり一巡りするに留めた。この余力でまた別の日に別の町並みを撮れたら。