今年の鳥人間コンテストにて、BIRDMAN HOUSE 伊賀というチームが60kmを飛翔し、新記録を出していた。すごいなあ。水面よりもずっと高いところを安定して飛ぶ機体の美しさや、パイロットの言葉の親しみ深さに、よく頑張ったねえという気持ちが浮かぶ。そういえば僕、夏になると二宮康明氏のペーパーグライダーを飛ばしていたものだけれど、今年は作ってすらいなかった。
歯の詰め物を直してもらいに歯科へ。先生から「歯が綺麗になったね~。たばこ止めて二年でしたっけ?」と聞かれる。スタート地点がヤニで黒かったから採点甘めではあるのだけれど、それなりに元に戻るものだね。この先生は褒めが上手で、僕の親知らずを三本ともほぼ出血や痛み無しで抜歯してくれた、腕の良いひとだ。
先日のバイク屋さんにて、カブに取り付ける釣り竿入れについて助言をもらった。泥よけの内側に塩ビ管を取り付けるか、キットがあるからそれを買うか、というもの。
夏が終わっていく。夜道を行けば虫の音がいろいろに聞こえてくるし、夜気もそこそこ過ごしやすくて、散歩するのにいい気候が少しずつ戻ってきた。なんだろな、七月上旬くらいの意識が麻痺するように眩しい直上からの陽差し、というのが懐かしい。これから日の暮れるのが早くなってきたら、夏の夕空の赤っぽさに代わって、空の縁に眠たい緑と水色が現れる。これはこれでチョコのように甘く苦くて、綺麗な風景だよ。