アーティチョークと明日葉は春からこっち、あまり生長してない。土か日照か、ともあれ見切りを付ける機会がいずれありそうだ。
昨晩に引き続いて、秋のとば口のように心地よいさみしさ、満ちたりた静けさを感じる。気温の低さと風、それから虫の声なんかが影響しているんだろう。春のあいだは梅雨入り前の陽射しがいいとかずいぶん書いてきたけれど、そうか、その時々の季節に適応して大気への好みも移ろっていくのだなあ。かつて夜明けの空を見ていたときと同じくらいに、夜闇に包まれて過ごすこうした時間のことを、甘く美味しいものに思う。