2019年11月27日(水)

日がな霧雨の降る日。母と鷲子山上神社に参拝してきた。この神社は近年、フクロウの神社として親しまれるようになったところらしく、僕は今回が初めての訪問。ぎょっとするような坂道を数キロほど行った県境の山の上に、太い杉の木立に抱かれた境内がある。雰囲気のよい茶屋や社務所の前を歩いて行くと鳥居の奥に楼門があり、そこから伸びている96段の石段(往復することでふくろうという語呂合せ)を登り、本殿や樹齢千年というご神木の杉に至る。きょうは付近の遊歩道沿いに植えられている山茶花を見に来たのだけれど、そうした花が咲くにはまだまだ時期が早かった。さりとて紅葉には少し遅い周辺をぐるっと散策。地元の人たちから奉納されるらしいフクロウの石像が遊歩道のそこかしこに佇んでいるのを、まばらに撫でて回る。山茶花のほか、紫陽花も数多くの品種が植えられており、それは季節を通して来訪者が周りの風景を楽しめるように、という配慮らしかった。赤い縁台があると華やかな感じがするものだなあ。帰り際に「日本一の大フクロウ」像のもとへ立ち寄って、帰途。平日の閑散とした雰囲気の中、大フクロウ像の傍らの願掛けスペースに数名が並んでいたのは、年末の宝くじ関連だろうか。金運の御利益があるという文章をちらほら見かけた気がする。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観る。二度目。この物語で最初に目にしたのが地上波で流れていたこのエピソードだった。旧三部作/新三部作を回ってくるにあたって『フォースの覚醒』で事前に得た情報は、程よくネタバレというか、いろんな関係が次第に繋がってくる楽しさがあったから、結果的にはよかったかも。これって家族の物語なのかと思えた切っ掛けなんかはカイロ・レンの「祖父よ」というせりふがあったからだし。C-3POがR2-D2に言う「かわいそうに、まるで別ドロイドになってしまって」からの「おかえりR2、さびしかったよ」に、こちらまで愛しさを感じる。

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