虫の音が変わっていくね。九月初めころの闇にでかい音の層を作っていたアオマツムシは、いまはなにか別の「りりりり」という声の持ち主と交代してる。「すいっちょん」と騒がしいウマオイはもう声を聞いたりしないから、あれも八月末から九月あたりの生きものなのかも。彼らの声は十月いっぱいで聞き納めなんだろう。そうしたら冬支度だ。
封を開けていないルッコラの種を見つけた。ちょうど秋蒔きの時期だ。初夏にアーティチョークを諦めてそのままとなっている畝に少しばかり手入れして、そこに蒔いてやろう。種は放っておくと発芽率が下がっていっちゃうしね。ルッコラはゴマの風味と辛さが特徴だそうな。だそうなって、買ってて忘れてるんだけれど。これが育つあいだに冬の園芸でやりたいことはあるか、ゆっくり考えるのが良さそう。