2016年10月24日(月)

読売新聞で連載されてる小説「R帝国」が面白い。帝国っていう字面の固さと挿絵から受けるおどろおどろしい印象のせいで読み飛ばしていたのだけれど、先日なんとなく目を通して以来、続きが気になってる。社会や国家のでっかい悪と個人の人間らしさに近未来感が加わってどきどきするんだよね。

読み始めたのが先週の金曜か木曜あたりで、あの場面はなんだっけな、「若いあんちゃん(おねいさんかもしれない)が国家警察っぽい手合いからリンチを受けた挙げ句『この薬を飲んで古い記憶を消そう、そしたら拠り所が無くなってお国のためにだって万歳しちゃうよ』って追い詰められるんだけど、薬飲まされるぎりぎりで登場した味方っぽい密偵の『偽の薬です、演じてください』ってささやきにあんちゃんの思考はフル回転さあどうなるんでしょう」

どきどき。

見せ所から読み始めちゃった上に、しばらくは別の登場人物の話っぽい。物語半ばで死ぬ系おにいさんなのか、密偵が良い仕事するのか。なにしろ前後を読んでねえ。

抗いがたいものに押し潰されそうなとき必死で抵抗する人や記憶を扱ってる話は好きなので、これから紙面でチェックすると思う。

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