2023年10月14日(土)

朝から山のなかにある本屋へ向かった。途中にある地域の風物詩なたい焼き屋はまだ準備中だったため、その先の産直で惣菜を買い、道沿いの神社で腹ごしらえ。いちじく複数品種を目当てに立ちよった道の駅の産直は、この日が花火大会かつその見物会場になるらしく、休業の張り紙が出ていた。そんなものよね。あきらめて一直線に山へ入り本屋さんへ。開店直後の時間帯には小さなお店はお客で賑わっていたものの、念入りに本を漁るうち、いつのまにか店内のお客は自分ひとりになっていた。古本と写真集、それに展示されてあったCDアルバムを視聴させていただいたすえ、二枚購入。書籍を入れていただいた紙袋が重たい……。こちらのお庭ではすこし前にライブ的な演奏が催されたそうで、また暖かくなってきたら開くと思うのでよければインスタをチェックしてみてください、とお店の主から教えていただいた。帰りは回転寿司で九皿食べたのち、ブックオフで目を付けていた古本も手に入れ、遠回りをして立ちよった園芸店ではストロベリーミントとコモンセージの苗を購入、のち帰宅。勢いでうちの鉢植えのミント8鉢を刈り込んで手入れした。ポット苗の状態だとバナナミントもあるんだけれど、我ながらよくそんなにミントに入れ込むね……。そこからは疲れてのんびり過ごしたり創作のメモを書き出すうち、もう日付を越えて夜明けが近い、のがいま。まったく充実しておりますこと。きょうは雨降りの日曜だからと余裕こいて夜更かししていたのだけど、いいかげんねなさい。

2023年10月13日(金)

忙しかった日。朝早くからくだもの市場でぶどうを見繕い、産直で野菜を仕入れ、耳鼻科と薬局へ立ち寄り点鼻薬など出してもらい、うちでシャワーを浴びてからNPOさんのところで面談。就労支援事業所を利用するにあたっての計画などを一緒に立ててくださる相談支援専門員の方と、まずはおたがいを知るための雑談という感じで話すうち、一時間が飛ぶように過ぎた。旅行やお酒の話でなかなか盛り上がった感じがする。この方との計画立案では面談が三回あり、次回はこちらの生活の様子についてアセスメントをとのことで、その日程を設定していただいた。ご本人はわりと内気な性格なんですよと仰っていたけれど、話しやすく親しみやすくしてくださる方だと感じた。雑談のさなか、「学生時代にサークルの鍋会をするのに集まった下宿先で、玄関がたくさんの靴で埋まっていた光景は、いま思い返すと幸せな光景だったように思います」と話すと、その方は「これからもきっとそういうことがありますよ」と笑顔で仰った。思いがけない門出の言葉のようで、そう言っていただけたのがうれしかった……。そのあとは靴屋へ向かい、庭履きや散歩に使える防水機能のついたシューズを一足購入。今まで履いていたシューズは普通に履いていてもメッシュから土埃が入るようになってしまい、そのため靴下や足も汚れてしまって、なんのためにそれを履くのか分からなくなっていたのだった。今回買ったのは4cm高までの防水を謳ったもの。水や土の汚れが入りにくく比較的おしゃれな外観、かつ足を入れるだけで履ける構造で、これなら散歩だけでなく庭いじりの際にも幅広く活躍してくれるはず。それから、うわばみな友だちから焼酎なら麦が飲みやすいよと教えてもらい、佐藤という甘い系統の麦焼酎と、タムナヴーリン・ダブルカスクというやはり甘い味わいのウイスキーを手に入れた。夕餉の鍋のお供にちびちび舐めていたけれど、自分にとってきちんと味わうことがほぼ初と言ってよい焼酎とウイスキーのこれら、なかなか甘くておいしい……。これまでもっぱらリキュールとビールが好みだったのだけれど、最近になりジン、ラム、テキーラと縁遠かったお酒に好みを開拓してる。お酒の美味しさが分かるようになるにはそれをある程度飲み慣れてみる、というのが必要なのかもと感じているところ。そしてあすは、すこし遠くの山のなかにある例の本屋さんへ、半年ぶりくらいで向かうつもり。楽しみだー。これ書いたら早めに眠って明朝へ時間を回そう。

2023年10月12日(木)

とくにこれといってなにかしたわけでもないはずなのに、タスク一覧を片付けていったりウェブで秋の苗や球根を見つくろったり、そんなことであっという間に過ぎていった日。一日が72時間くらいほしい。そして鍋物がおいしい季節。あすとあさってはまたばたばたしそうだから、宵っ張りになる前に床へ就こう。季節に合わせて寝しなに囓り読みしているムーミンシリーズの、もっか手元で開いている『ムーミンパパ海へいく』は、もうすこしで読み終えるところまできた。作中の最終章の夜が10月3日だから季節感はよい感じ。庭のくちなしはもう一輪、開きかけのを手折って瓶へ挿した。よい香り。

2023年10月10日(火)

就労支援事業所へ、午前の利用。本日の講座はWordの使い方。以前スタッフさんからアドバイスされたように、いまくらいの内容であれば元にされているテキストをひとりで読み進めてしまうのも方法かも。自分の立ち位置を掴むために、WordとExelの講座はもうすこし受けてみて判断するのがよいかなと思う。それが終わったあとは山の上のほうにあるガーデンさんへ向かい、苗ものと雑貨を物色。いまは球根の仕込みの時期で、水仙やチューリップ、ヒヤシンスなんかの球根が所狭しと並んでいた。ただ、今回はそれを目当てに来たわけではないからねえ。念入りに眺めながらもとくになにか買うことはなく、次の園芸店へ向かった。道中、那須連峰が近くによく見えた。上のほうはもう赤っぽく色づいており、紅葉が始まっているんだろなあと思う。ことしは茶臼岳へ登りたかったねえ……何日か前のニュースだけれど、あのあたりの登山道で悪天候のなか登山客四人が遭難し、亡くなったそう。心情的にあまり詳しく書きたくはないけれど、あの山域では以前にも雪崩で何名もが亡くなった、ということを思い出した。首都圏からのアクセスもよく地元民としてもなじみ深い、行楽にはうってつけに思える山だとしても、山はふとしたことで死の危険があるところだな……。そんなことを思いながら目当ての園芸店へ。綺麗に並んだ売り場の苗をスマホで撮るうち気分が乗り、来年用のジギタリスやハーブ類の苗を三つばかり見つくろった。ほか、シラー・ミスクトスケンコアナの球根が並んでおり、けっこう割高ではあったものの、手に入るのならと六球ばかりかごへ。一球何百円もするような原種系のチューリップは見ているとほしくなる、ので見ない。ほか、デザインが気に入ったガラス製の小さな花びんもかごへ入れ、お会計を済ませ、帰路。うちへ帰ってきて花びんの底のシールを剥がしていたら割れた。樹脂製かと見まがうくらい極薄のガラスでそこが気がかりではあったけれど、それにしても割れるのあまりにも早くないかな。シール剥がすのにもさして変な力をかけたわけでもない気がするし……。壊れたものはしかたがないから諦めたけれどさ。そのへんから雑草を摘んできて活けるための花びん、もしくはびん探しは、まだ続きそう。きょうは庭のくちなしと藤袴を手折ってきて茎先を整え、お気に入りの瓶へ活けた。やっぱり庭の花が机の上にくると華が生まれるね。くちなしの香りはとろけるようでたまんない。もう日付が変わったけれど、きょうとあすはありがたいことに予定の空白日なので、心身の休息と回復にあてる予定。ねむたい。

2023年10月9日(月)

引き続きのんびり過ごす雨降りの日。先の三日連続の予定をこなしたことでかなり疲れていたんだろうね。そして体重が若干増えておりショック。あと少しで大台を割り込めるんだしさ、このあたりでしっかり押さえ込みたい。茉莉花が再び花を咲かせる周期に入り、すぐそばでよい香りを漂わせている。忙しいと季節を感じる気持ちの余裕が露骨に埋没する。

2023年10月7日(土)

喫茶店の二十五周年記念マルシェへ、お昼から向かった。裏庭の椅子と机は来訪者の方々でほとんど埋まっており、じつに盛況と言ってよい活気だった。午後からの設営に間があったため、出店のドリップコーヒーとマルゲリータピザをいただいてもしゃもしゃ。そのうち顔見知りのスタッフさんに呼び止められ、古本の無料配布をしながらそこで店番をした。よければ見ていてってください~なんて手招きしながら見ていた範囲では、美術手帳のバックナンバーと絵本に関心が寄せられていたように見えた。きのうがんばってつくったジェラートはスタッフ・お客の皆さんからいろいろと感想をうかがい、参加されていた市役所の職員さんがたからも感想をいただいたり、そこでの雑談に加わったり。そのうちライブの設営準備に入り、自分は物理的な設営だけかと思って動いていたら、お会計席に同席してグッズ・CDの販促と出納も担当することになった。他の方から見たらどうか分からないけれど、ザ・ご歓迎という感じの笑顔を作れるようになったな~と感慨深く思う。ライブが行われているあいだきつねの折り紙を折って暇つぶしするうち、いつのまにかアンコールの時刻になっていた。アーティストの面々に花束を渡す役目を仰せつかったのはよかったけれど、あれはうまくできただろうか……。それからお客が捌けるまでに再び販促の時間があり、ひととおりにこにこしつつ(当社比)、グッズやCDを皆さんにおすすめしていた。あるていど一段落したところで、居合わせた利用者さんとほかの喫茶店で話でもということになり、今日の自分のぶんの設営はようやく終了。移動先の喫茶店で身近な話をあれこれ交わした。そこでお借りしたトイレには反ワクチンのチラシが貼ってあってしゅんとしたものの、自分も一部分で判断するほど潔癖ではなくなったように感じることだしね。ほどよいところでお会計を済ませてお別れし、買い物を済ませて帰路。うちへ着いたら注文したサルミアッキが届いていた。その味は意外なくらいおいしく、甘さ+しょっぱさ+すーすーする感じ+虫刺されに塗るキンカンのアンモニア臭、という案配でたのしいお菓子の様相を呈していた。なんかドリアンやシュールストレミングなんかもこんなふうに思いがけずおいしいんだろうなあと思うと、いつかそれらを食べてみたくなる。さしたる夢がなくとも生きてこられたのはきょう、サルミアッキを食べるまでの話。強烈とされる食べものの味わいをもっと確かめてみたいものだね……。スタッフさん方から疲れていませんかとちょくちょく気を遣っていただいたくらいで、体力的には大丈夫でも気を遣ったことによる精神的な疲労が出てくると思う。日付の変わったきょうとあすはごろごろして過ごすつもり。ダークラムがおいしい。

2023年10月6日(金)

朝から夕まで、NPOさんのところで菓子工房の設備を使わせていただきながら、ジェラート作りのひとまず本番。その合間にはもうひとりの利用者さんが描かれた可愛らしいイラストを見せていただいたり、山とある文房具の一部を触らせていただいたりした。0.2mm芯のずっしり重いシャーペンはびっくりしたなー。業務用ミキサーなど使いながら朝九時から夕四時までかけてできたジェラートは、それまでハンドミキサーでつくっていたものよりもずっと滑らかな舌ざわりで、これまでのうち明らかにいちばん質よくできた。あすのイベントで提供するものだけれど、参加者の方々にぜひ手に取ってもらえるとよいね……。それはそれとして立ち仕事でもあり、自分ももうひとりの利用者さんも終盤はかなり疲弊していた。二人ともあすはそれぞれ午前/午後のイベント設営のお手伝い。もう少しがんばりどころ。自分はその帰り脚に定期通院先へ立ちより、近く先生に意見書をいただきたい旨伝えたり、お薬を出していただいたり。先生いわく、就労へ向けた活動は現状ならやればできるでしょう、ただ、できるからという理由でやりたくないことをやってストレスを溜めないようにしてほしいです、とのことだった。さすがにそうした機微を見てくださっているなあと思う。約束したとおり自分を大切にしよう。。。それから日が暮れたなか、きのうここへ書きつけたちたけうどんのお店へ向かった。注文したちたけうどんのチタケは中国産の乾燥品を使っているとのことだったけれど、きのことなすの出汁がよく効いたおいしいうどんだった。いっしょに頼んだおでんも味がよくしみていたなー。曜日と時間帯のためなのか、自分のほかお客さんが入っていなかったのが気がかりではあった。そんなふうにめずらしく外食をして帰途へ。あすの設営のお手伝いは、自分は昼過ぎから参加の予定。疲れたからと床に長くなりつつラムを口にしていたら眠たくなり、うつらうつらしながらこれを書いている。文章が変かもしれないけれど、推敲するよりはもうすこし休んであしたのために眠ろう。

2023年10月5日(木)

この秋初めてコートを着た日。冬型の気圧配置だとか、富士山に初冠雪だとかの報せを朝のラジオから聞く。就労支援事業所へ向かい、今後のサポートに必要な情報のすりあわせの一部をした。いろいろやりとりをしたなか、来月からと言わず今月から慣らし運転のような感じで利用されてはという話になり、とりあえずの日程を決めた。いまスケジュール表を眺めているけれど、こんなに予定が入ることあったかな、というみっしり具合。これでメンタルの回復が追いつかなければ調整すればよい話だから、やれるだけやるけれどね。増えたタスクもひまをみて片付けよう……。そのあとNPOさんのところへ日程の確認を伺いに立ちよったところ、せっかくだからということで、きのう雨降りによりキャンセルしたジェラートの味見をさせていただくことになった。一緒に味見をした担当のスタッフさんからは、某所にちたけうどん・そばの案内を見かけましたよ、との耳寄り情報。ちょっとそれは食べにいきたいなあ。近く都合のつく日があれば。北風が強いですねえなんて話すさなか、目の前でばさばさしていたブルーシートと物干し竿が倒れたりもした。なんだかこのところ、急にすっかり秋めいた感じがする。夕餉は今季初の鍋。あすはイベント提供するジェラート作りの本番があるから、あまり宵っ張りにならないよう休んで眠る。

2023年10月4日(水)

就労支援事業所を利用するための相談支援事業所の方を、お世話になっているNPOのスタッフさんが見つけてくださった。それに合わせ、かぶっていた流感の予防接種を予定変更するためほかへ電話をかけたり。いろいろな方が支えてくださりありがたいことだよ。そうした方々が一緒に障害福祉サービスの利用計画を立てて下さることになっており、それが実際に利用開始となるのがおおよそ十一月までにという予定。やがて忙しくなってくるのだろうなとここへ書いたような記憶があるけれど、もう今月は予定がそこそこ入るねー……。年内には動き始めているとよいなとぼんやり思っていた事々がだいたいその通りになりつつある。ひとまずあすからの三日間は精神的な体力を使いそうなことだし、きょうはちょっと体調がよくなかったこともあって、早めに眠る。ここ二、三年くらいは感覚や情緒や季節感といったものが減る一方で、夕暮れ時の雨上がりのにおいを吸い込んだとき、足りていないものはこれ、と思った。