軒下にクレマチスを植える穴を用意した。この植物は移植を嫌うから、長い目で花付きを考えた場合には、植え付ける時点でいい土をたくさん用意してやりたい。ので、砂利で固く締まった地面に骨折って大きめの穴を二株ぶん掘った。ワイヤーメッシュを確保できたらこちらの植え付けを進める予定。依然として沈んでるなー。
2021年3月24日(水)
耳鼻科へ。気分は相変わらず沈んでしまうけれど、それでも笑えるしょうもないことがあったりして、あーこの浮き沈みをどうにかやり過ごすかーくらいに思えてきた。単純なのかもしれない。でも、自分のちょろさやわかりやすさといったものを素直に表明できる人のほうが、僕は好きだ。数日前にあちこちで解禁された大滝詠一という方のアルバム『A LONG VACATION』を聴いてる。日本のポップス史はここからと評されていたこのアルバムを起点に、邦楽の名盤をざっくり漁りたい。去年の今ごろ、祖父が亡くなったのと期を同じくして邦楽のベストアルバムを漁り始めたところ、ああこれはいいなと思える曲にたくさん出会えたんだった。今回は「邦楽 名盤」というワードでより踏み込めそうに思うから、そのへんをまとめたHMVあたりの記事を辿っていけたら。こうして一般的によいとされるものの中へこぎ出していけるのは、自分はこれが好きだと言える確かな港を築けた、その安心があるからなのかもしれない。ことし二月から三月にかけてクラシック音楽をざっと洗ったのも、遍歴としてはなにか意味を捉えることができる出来事なんだと思いたい。雑誌『旅行人』と旅関係の雑誌を数冊また仕入れた。『中南米マガジン』は手に取りやすい判形で、常に進行形といった印象の文章に見える。『風の旅人』はなんかすごいな……。美しい風景写真集+エッセイとして読めるのだけれど、静謐な祈りの印象がある。おかしなニュアンスではなく、精神的な張力を巡らせているような読み物。時代としては少し古めの雑誌たちだけれど、マスクもテロも(あまり)なかったころのものだから、旅の読み物としては上質なもの。少しずつ読もう。
2021年3月23日(火)
水の満ちるようなむなしさがあったり、気分の落ち込みは不定期に顔を出す。
2021年3月22日(月)
買い物のついでにアミガサタケ探しをした。桜やイチョウが植えてあり薄暗さや吹きだまり感を持つ近隣の寺社/公園を、Googleマップでマイプレイスへピン留めしていったところ、意外にも20件以上のめぼしい場所がマッピングされた。思いのほか思い浮かぶものだなー。買い物ついでに市街の二件を見て回る。アミガサタケ探しの合図とされるムスカリの花は咲いているものの、Togetterまとめによれば関東辺縁はまだまだこれからといったこともあり、思っていたとおりの空振りに終わった。ソメイヨシノが開花すれば本格的に探索できるのではと思う。それにしても僕の視力は落ちた……。目を凝らして瞳孔を絞ると多少は見やすくなるけれど、そうする必要がある時点で近眼になってる。デバイスを近くで見過ぎた。
2021年3月21日(日)
日がな雨。外の空気を取り込んでいると、部屋の湿度はかなり高くなる。気分も身の回りも片付いているとは言えないなー。
2021年3月20日(土)
起きたら身体が筋肉痛でごわごわいうようだった。日没後に地震があり、宮城沿岸に津波注意報が出た。雨はさらさら降っている。このタイミングでがっつり降ってくれたほうがアミガサタケ探しには有利だから、野辺を潤す雨が明日中続くことが内心うれしい。

2021年3月19日(金)
軒下の横にあるごみ穴から植物ごみなどを運び出し、代わりに庭の奥から土を持ってきてその穴を埋め立てた。作業が一段落したあたりで疲労と筋肉痛を感じたので切り上げ。こつこつ進めるつもりなら身体を小まめに労ろうな。いまがいちじくの定植の適期だからそのうち取りかかる予定。
2021年3月18日(木)
一日中、庭の作業に取りかかる。長いこと埃をかぶっていた縁台は水を掛けてたわしでこすり、埃を洗い落とした。おかげで思いのほか綺麗になったから、これからは二つとも庭に出し、気楽な腰掛けとして使うつもり。敷地の奥を木切れや植物ごみ置き場にするため、いまある枯れ枝を細かくして扱いやすくしたり、枯れ草やフェンスのつる草を払ってその場での作業をしやすくしていた。そのため右手の中指にまめができた。あしたはその奥から土を運び出して窪地にし、軒下近くのごみ置き場のごみとその土を交換する予定。それから使わずにある鉢植えなどをいまある場所から一時的に移し替えたい。そうすれば外壁にストックヤードのようなものを検討しやすくなると思う。鉢の土いじりする場所を決める必要があるなあ。とても疲れた。きょうはもうごろごろして早めに眠る。今年もアミガサタケ探しをするつもり。日曜から月曜に掛けて予想されている雨は、トガリアミガサタケ発生の条件である「桜が開花する少し前から」とも重なるため、探すなら絶好の機会になるはず。
2021年3月17日(水)
軒下の整理の続き。残っていた種まき用土とトレイを使い、チャイブとニゲラの種を蒔いた。トレリスに関しては、地元の金物屋さんに問い合わせてみたところ、ワイヤーメッシュ(建築のコンクリに入れる補強材)の細めのを小ロットで取り寄せられるかどうか、仕入れ先に問い合わせてくれるとのこと。こういうものがありどこへ問い寄せたらよいかも分かっていたら、ハンモックを編むなんてことは選択肢から外れたかもしんないな……。ともあれこの件は折り返しの電話待ち。ホームセンターで赤玉土などを買った。クレマチスを植えるなら株元の環境をいい感じにしてやりたいのだよね。というのも、この植物は花付きが大切だからだけれど。夏場に活躍していたサーキュレーターは物置から出し、内部を掃除しておいた。
2021年3月16日(火)
トレリスとなるべきものがとりあえず一枚(1m×2.7mサイズ)できた。ハンモックの作り方を参考に、ロープをひたすら結びつけていったもの。あんまり結び目を作ったため、両の親指の爪が剥がれて少し血がにじんだ。できあがったものは構造上ゴム紐のような伸び方をするから、実際にこれをトレリスとして使うときには、支柱かなにかでフレームを作って張力を掛ける必要がありそうだ。気がかりなのは、風でこのネットが揺すられたらクレマチスは折れるかもしれない、ということ。まあ、補強のための支柱はホームセンターで買えるものだしね。耐候性で選んだポリエステルのロープだけれど、ちらっと検索してみると、この素材は着色に難があるのかもしれない。お安い水性塗料に漬けて干し、ざっくばらんに目立たなくしてしまいたいところだ。1m×2.7mと1m×1.8mのハンモックをもう一枚作れば、クレマチスを植え付ける算段がようやく現実になる。やればやるだけ進捗になる類いのものだから、こつこつやろう。
