2021年11月4日(木)

ぼんやりと考え続けていたアクリル(仮)のことでかちっと繋がってくれた箇所があった。こういうのがたぶん楽しい。疾患とパーソナリティ特性の複合だと思うのだけれど、意欲や楽しさ、喜びといったプラスの感情が水のように淡くなっている一方で、怒りなんかの負の感情は極端に強く感じるようになってる。希薄なりにすくい取れるよう適応しているものの、夢中になれたらそっちがよかったかな、と思うことはときおりあるよ。おそらく自分が属している解体型は、言葉や体験をまとめる能力が低下することを特徴の一つとするらしい。だろねえ。文章系の創作はそれをしたいからこだわって少しずつ書き出しているんだけれど、能力が損なわれている方面に答えを探しに行くのは、それがやりたいことなら納得のいくようにやればいいよ……というため息じみた気持ちも、わりと。少し別の話。僕がよかれ悪しかれ自己評価を重んずるのは頼っている側面であるし、そうした性質を強めることで生き抜こうとしてきたからでもあると思う。ただ、もう少し一般的には、人は他者からの評価を重んじたり力にして、そうした相互作用で社会が成り立っている。評価がひとりで完結していたら社会にただ乗りしかねないから、還元することを考えられるように……ということを、ほとんどひとさまの呟きそのままに自分のこととして案じたのだった。よし、もう眠ろう。

2021年11月3日(水)

教習の技能は第二段階へ進めた。よかった。今朝のNHKラジオ第1で、第六波がくるとしたら年明けの一月中旬がピークになるかもしれない、というようなことを聞いた。現時点では不確かな話となるけれど、年の瀬がせまれば感染の広がりやすい状況はくるだろうから、人混みへ(相対的に)出かけやすいのは大雑把に今月いっぱいと見積もりたいところ。第二段階と学科はあと五回か六回ほど通えば修了できるのではと目論んでる。ので、教習が今月中に片付くようにあまり間隔を開けず予約を入れることにした。それと去年の冬から考えていることで、宇都宮あたりまで足を延ばして冬のコートを一枚探したいのだった。こちらもそろそろ取り掛かれたら。アンスンエンシスの残り一鉢はきょう植え付けた。別の場所へ植えた株はもう元気につるを伸ばし、まち針の頭ほどの白いつぼみをつけてる。冬のさなかに咲く花は心が和むと思うのだけれど、耐寒性がぎりぎりなのだよね。株元に落ち葉でも敷こうか。

2021年11月2日(火)

これまでにもなんとなく感じていたことなのだけれど、ある程度の気分の浮き沈みであれば、口笛を吹いているうちに上がってこられる感触があるのだよね。それともたんに口笛を吹く気分になれているならもう大丈夫、ということなんだろうか。まだ不安定さが払拭できたわけではないから、今夜も早めに眠る。α7R IIIの中古と一緒に仕入れるレンズの手がかりにと思い、500pxでひとさまの作品を見てる。

2021年10月31日(日)

こたつ布団を敷く前にコインランドリーへ持っていったり、灯油を買ったり。ミスドのドーナツがおいしい。ここ一年は豆腐とサラダが基本でそろそろ食事制限の意欲がなえてきており、米やパン、麺類など、穀物の味がほしかったのだった。米も小麦も舌に中毒性があるよ。甘いものとコーヒーは無心になれる組み合わせ……。ほしいレンズのこと。空のほか星空も撮ってみたいのだよね。だったらどうしても明るいのが要る。手持ちのAPS-C向け15mm F4 Limited(換算23mm)は日中の撮影のために割り切られたもの。カメラ界隈には「はまるつもりがあるなら初めからよい機材を揃えると資金や機会の損失が少ない」という金言があることだし、自分がやりたいことを増やすつもりで、フルサイズ向け24mm F1.4くらいのレンズにどんなものがあるか、もっかEマウントを中心に調べているところ。ソニーのFE 24mm F1.4 GMは素晴らしそうだと思う一方、シグマの24mm F2 DG DNは機動力があってこんなのがほしい、でもシグマのレンズは寒色に振れやすいし、なんて思う。レンズのレンタルサービスを使って比較してもよさそう。

2021年10月30日(土)

大手のフルサイズミラーレスをざっと調べるうち、どれを選べばよいかがなんとなく見えてきた。やっぱりソニーのα7R IIIの2017年モデル(ILCE-7RM3)……の、中古品がよさそう。この機種のマイナーチェンジ版(2021年モデル、ILCE-7RM3A)で大きく変わった部分は「背面モニターの解像度が144万から236万ドットへ増えた」ことくらい。そこに目をつぶることができれば、中古価格の30万円は20万円ほどに抑えられる。検討対象だった上位機種のα7R IVはさすがに高性能さこそ目を見張るけれど、写真ファイルが大きくなるとそのぶん記録メディアや編集環境も強化する必要があるんだよね。現状のK-50だと、RAW画像が一枚あたり12~13MBくらいでストレスなく編集できてる。α7R IIIではRAW一枚あたり40~80MB、α7R IVは非圧縮RAWで110MBを超えるそう。ファイルサイズの違いは編集環境の負荷に直結するだろうし、弄っているときのストレスは少ないほうがいいなと思う。それから手持ちのAPS-C向けレンズを流用した場合、α7R IIIでさえクロップしてもK-50の解像度を超えるから、そこを落としどころにしてよさそうに思えた。もっか新製品のα7 IVが国内発売待ちらしく、それを待てばα7R IIIの中古価格も多少は下がるかも、と期待してる。日没後に期日前投票を済ませてきた。当日の混雑は避けたいと思ってのことだったのだけれど、会場の建物も投票室も、疫病に対するリスク分散を考えてか、人口密度がわりと高いように見えた。

2021年10月28日(木)

教習所へ。次回が第一段階の見極め。第二段階からは路上かなと思うのだけれど、それは普段から走っていることだから、次回は難所である坂道発進(のクラッチ操作)をやり過ごせたら進捗ありかなーと思う。個人的なフィーリングで言うと、乗り物を動かしながら四肢五感を駆使するのって、認知機能と気分の改善にものすごく寄与するんじゃないかな……。ほか、NPOさんが先導している体育館内のスポーツに参加するつもりで、靴屋のワゴンからセール品の上履きを見つくろった。いま使っているカメラボディは七、八年前の初心者モデルで単三電池を四本使う煩わしさがあり、さすがに機種を変えようという考えが強くなってきた。SONYのα7R III(中古)かSIGMA fp(中古)がもっかの候補。もっと検討対象を見つけたい。プロの言によれば使いたいレンズでボディを決めるのがよい、みたいに話していた気がする。AF可のマウントアダプターがあるなら31mmは使い回したいところ。

2021年10月27日(水)

雑誌を読んだり、話を考えたり。数日前に地元のホールへ立ち寄り、イベント関連のチラシを大量に持ち帰ったのだった。自分で作りたいペーパーの、おもにデザインの参考になればと思ったのだけれど……なかなかめくれないな。活動のリソースが限られていると、あれもこれも手を出そうとして気持ちばかりはやってしまうね。できることから手をつけて、頑張りすぎないことだよ。スマホのToDoアプリでタスク管理をしているのだけれど、自分について常にダメ出し/向上/すべきことを探している気は、うっすら。そうした性質は飼い慣らさないとまたいずれ病む要因になるかもね。確かにこういうのは気持ちよいし、やればやるだけ成果や充実が得られてよりよくなり、自信にもつながる。でも、なにかをできる人間が目を向けるべきは、それが苦手だったりできない人の立場なのかもしれない。そういうの楽しいというものではないし、苦々しい思いで立ち去ったこともあるから、いまのところ理想みたいに書いている。注文したジギタリスやデルフィニウムの苗が届いた。球根もまだ出しっぱなし。水耕栽培用の小鉢があるから、プシュキニアかシラーの球根をひとつ部屋で飼ってもいいかもね、という気がしてる。否定表現が多めなときは無理をせずやすもう。

2021年10月26日(火)

自分がなにかをつくり出す理由は、そうしたものを愛でて安らぎを得るのが、ほかでもない自分だからなんだろう。それならそこを軸線にするのがいちばんよいのだろうね。そして、もし大勢に伝えたかったり、ピントをより精密に合わせたいときには、それを伝えたい特定の誰かただひとりへ向けてつくろう。一月前に撮った夜明けの空を見直しながらステラナビゲータを操作するうち、月が一回りするころだと気がついた。それで確かめたところ、30日から1日にかけて、天文薄明が始まるおよそ四時半から日の昇る六時ごろが、おいしい位置に月がいる狙い目。その写真そのものは台風一過の翌朝にたまたま目が覚めて、ふらふらと出て行ってなんとなく手にしたもの。ムーミンシリーズには「ただ導かれるように浜辺へ降りていく、魔法の感覚とでもいうべきもの」が幾度か描写されるのだけれど、そうした感覚は確かにあるように思う。それはもしかしたら、敏感さやアンテナの張り具合、体験をあとから解釈することなのかもしれない。だったらなんだっていうんだろうとも思う。カメラを持った人間が自然に対してできることといえば、自然の気まぐれをパパラッチする自由と危険がせいぜいだから、おいしいおこぼれに預かりたいなら謙虚に粘るべし。それはときおりこちらを振り向いてほほえむものだ。