2014年10月18日(土) 通りすがりの睡魔

今秋初の気温一桁台。明け方がいよいよ冷え込んできた。

「らーめん食べたい ひとりで食べたい あついの食べたい」というフレーズが一昨年の冬から気になっていて、検索したところ矢野顕子さんの「ラーメンたべたい」という歌だった。youtubeで聴いて、美しい旋律に驚いた。失恋の歌だろうか。

おそらく隣の市から花火大会の音が轟く。

2014年10月17日(金) 書き散らす

今朝の霧は昨晩のらいさまのせいだろう。日中は快晴で風強め。この冷え込みに富士山の初冠雪や北海道での初雪、紅葉の知らせが届く。

NHK-FMにセッション2014なるジャズ音楽番組があると知って録音しておいた。のを、今聴いてる。

思い返せばジャズなるものが気になったのは今年の春、那須野ヶ原公園の管理棟で流れていたBGMが切っ掛けだ。職員にこのBGMはと訊ねたところ、それはですねと「Best Jazz Piano Standards 100」の一曲――どれだったか忘れた――を教えて頂いて、それから聴き心地のよさにちんまりとアンテナを伸ばしていた。

今日のセッション2014は再放送で、日曜日の夜十時半からはNHKホールでの生放送だとか。radikoやらじるを録音するようになり一年経つけれど、もっと早くから聴いておけばよかった。

このところラジオ深夜便を流している。音楽自由区。の代わりを探していて、落ち着いたのがそれ。音楽自由区。は「聴く」だったけれどこちらは「流す」で、パーソナリティの静かな声が未明を移ろってゆく。週末の夜はやまだひさしのラジアンリミテッドFのために、朝まで起きていたりする。

そういえばiPod nanoにもFMの受信機能はあったはず。これ買った翌日にアップルのジョブズ氏が逝去したことだけ覚えてる。

先ほどクラフトエヴィング商會、吉田音のBoleroを再読していた。毎晩少しずつかじるようにページをめくり、あとがきを残して読み終わったところ。これや兄弟本のThinkには、雨上がりにきらきらと虹か朝陽の射すような、柔らかい色彩を覚える。現在は商會名義の本をほぼ読み終え、吉田篤弘の本を発掘しているところで、やはりどれも繰り返しかじるように読む。ミルリトン探偵局シリーズの続きはいつかいつかと焦がれている。

2014年10月16日(木) たばこでも喫っていきなよ

di-a・ry /daI?ri/
【原義:(食料・給料の)日々の割り当て(daily allowance)の記録→日記帳】
━━[名]((複)?・ries /-z/) [C]
1 日記, (個人の)日誌(cf. journal)《◆英語では diary は心の友としてしばしば擬人化される》
keep a ~|日記をつけている《◆長期間の習慣的行為を表すから×keep a ~ every night [day]のようには通例言わない》
write in one’s ~|日記をつける《◆(1) 個々の行為. (2) write one’s [a] ~は「(一度に)1冊分の日記を書く」のような意味になり, 不自然》
He told his ~ that she had come to see him.|彼は日記の中で彼女が会いに来たと書いている《◆英語では diary は擬人化されることがある》.
[語法] 日記では, 日付・天気は Monday, 「May 1 [[英]1 May]. Fine. の順で書く. 主語 I は省略することが多い.
2 [英]年間覚え書帳(appointment book), 日記帳, スケジュール帳([米]calendar, datebook)
I’ll look in my ~ to see if I’m free next Tuesday.|来週の火曜日は予定がないかどうか手帳を見てみます.
ジーニアス英和辞典 (C) Taishukan

へー。

ひとがたばこを取り出したときに火を差し出すクセ、なんとかならないかなあ。反射的にやっちゃって厭になるんだけど、十代に受けた教育はなかなか忘却できないらしい。先日もこれをやってげっそり。頭の軽い。

頭といえばそろそろ髪を切らねば。ここは日記というより、ありがちな雑記か備忘録あたりになりそうだ。140文字に慣れると長い文を書く勢いが無くなる。

2014年09月27日(土) – nPOPQのデータベース破損のこと

常駐しているメーラー「nPOPQ」が終了処理に失敗してログを保存出来なくなった。のを、「nPOP(Q)カスタマイザ」で解決した顛末。

いちおう書いておくと、nPOPQがクラッシュを起こすまで、巡回していたアカウントの数は26。それらのDatファイルサイズは合計で800MBあった。このメーラー、Netscape Communicatorの代わりに使い始めた記憶がある。そうしてこういう困ったできごとに幾度か遭遇してきて、そのたびログを少しずつ失っていった。それでもnPOPQを使っているのは惰性もあるのだろうが、基本的な使い易さシンプルさと小細工の利きが大きいんだろう。

で。

nPOP(Q)カスタマイザの配布元は現在、閲覧出来ない様子。Vectorからダウンロードできるバージョンは01.04.02だが、InternetArchiveにVer 01.04.06が残っているのでそちらを使う。

lzhファイルを解凍して適切な場所に置き、nPOPcust.exeを実行する。はじめに「nPOP(Q)のインストールディレクトリを選択してください」と出るので指示通りに。「ファイル」タブの「データ保存先ディレクトリを指定」にチェックを入れ、Datファイルの保存先を指定する。あらかじめnPOPQの下に空のフォルダをつくっておくとよいだろう。

ウィンドウ左下のプルダウンメニューがnPOPQであることを確認し、「設定書き込み」と「起動」ボタンを押してカスタマイザを終了。これでまっさらな各Datファイルが作成される。

ここからnPOPQの設定。受信箱の各アカウントを右クリックして「新着取得位置の初期化」→「最初から取得」→OK。新着チェックを行うとサーバー上のメールがすべて読み込まれていく。僕の場合はオプションの受信設定で「新着取得時に本文をすべて受信」と「ヘッダと本文を保存」にチェックを入れていたため、アカウント一つ一つのメール取得にやたらと時間がかかった。カスタマイザの「送受信」タブ→「POP before SMTP」→「認証後の待ち時間」のデフォルト128ミリ秒をより短く設定するといくらか読み込みが早くなる気もするが、その辺はサーバーと回線の調子次第だろう。

この作業を一アカウント毎に繰り返し、nPOPQを終了させてDatファイルの保存処理がきちんと行われているか確かめる。要するにクラッシュの原因の特定だ。壊れているアカウントのDatファイルを特定できたら、そのアカウントの直近の受送信記録を削除してみる。大体は移動前のSaveBox.datかSendBox.datに問題があるのだ。二つともテキストエディタで開けるが、エンコード形式が内部でまちまちなので、その辺の編集に強いGreenpadなどをおすすめしておく。

それが終わったらもう一度アカウントを右クリックして設定画面を開こう。「アカウント設定」の「送信」タブで「送信時に自分宛てにコピーを送信」のチェックを入れる。これはnPOPQの送信箱や受信箱がクラッシュしていた場合上記の方法以外ではどうしようもないので、記録を確実にサーバーへ残す上での今後の対策となる。

さて残るはアドレス帳。カスタマイザで保存先を移動したためnPOPQには表示されずにあるが、nPOPQ.exeと同じフォルダにAddress.lstというかたちで置かれてある。nPOPQをいったん終了してから新しい保存先へコピー&ペーストで移動させ、再びカスタマイザを開き「その他」からアドレス帳をCSV形式にエクスポートしておこう。保険はあって困らないし、ほかのメーラーやSNS検索でCSV形式の互換性があるのは役に立つ。

nPOP(Q)カスタマイザには様々な設定項目があるけれど、あとは各々に任せて今日の雑記ここでおしまい。

2014年01月15日(水)

しばらく書かないでいると、書き方を忘れてしまうものらしい。

リハビリになるかは分からないけれど、2013年からこの一年で購入していたCDのタイトルでも並べてみようと思う。時期の早かった順。リンクはAmazonへ。

谷川賢作 – 「その時歴史が動いた」オリジナル・サウンド・トラック
お正月にNHKを観ていて、このピアノの曲いいなあと思ったのが購入の切っ掛けだった、ような気がする。
鳥山雄司 – コンプリート 「世界遺産」 テーマ曲集
NHK総合の方の「世界遺産100」のBGM集を買おうと思って検索をしていて、代わりに見つけたのがこちら。鳥山雄司という方を知ったのはここから。
チコ&ザ・ジプシーズ – 愛と情熱のジプシーズ
たまたま耳にしたビールのテレビCMの「ボラーレ」が気になって、youtubeで幾度も聴いた挙げ句、購入。いいお買い物。松崎しげるって方は好ましく濃いなあ。
茶太 – 睡眠都市
大嶋啓之さんも茶太さんもよく知らなかったのだけれど、「シンカイ」という曲をむかしmuzieで拾ってからずっと気になっていて、去年になりサンプル曲をWebサイトで聴き購入。内容も好みだし、歌詞カード(ブックレット)も音楽全体の雰囲気に合っていて良い感じ。眠れぬ夜など思い出したように聴いている。
Various Artists – a circus troupe ~Gravity’s Clowns:Music from and inspired by the motion picture~
これはなぜ手にしたのか忘れた。いま聞き返してみてもいまいちピンと来ない。重力ピエロ?
大嶋啓之 – ハルモニア
「睡眠都市」がたいそう気に入ったので続いて。
note native – TOKYO MARATHON MUSIC presents RUNNER’S CHOICE!
JFNラジオで朝四時から「音楽自由区。」という番組があって、エンディング曲がReach Your HeartからThe day we uniteに代わったのを受けて。youtubeのその二曲は僕が勝手にアップロードしたもの。残念ながら音楽自由区。は2013年10月1日(火)に放送終了。僕が組んだプレイリストを音楽自由区。さんが採用して下さって、一時間半丸ごとオンエアして下さったのは懐かしい思い出。謝礼にiTunes5000ポイントカード頂いた。note nativeのアルバムは他にも二枚ほど持ってる。
Thaory Pan Demic – loves  ジブリ Orchestra
なんだかジブリの音楽が聴きたくなったのだよね。
久石譲 – 紅の豚 サウンドトラック – 飛ばねえ豚はただの豚だ!
同上。どちらかというとボーナストラック的な加藤登紀子さんのうたが佳かった。
青木カレン – Twilight Jazz -Standards with -Piano & Guitar-
ぐにょんと疲れた帰路にふと、CDでも借りていこうとお店のそれっぽい棚をボソボソ眺めていて手に取ったもの。棚のジャンルはヒーリングだったかジャズだかフュージョンだか忘れた。青木カレンという方のことは名前だけ知っていて、のちのち地味にハマることになる。
PAX JAPONICA GROOVE – radiophonic
youtubeで聴いた「大航海」という曲一つのために購入。いいと思う。
猫叉Master – Raindrops
「The Smile of You」が好みだったのでCDを買ったところアタリだった。
Zoltan Kocsis – Debussy – Children’s Corner,Suite bergamasque,Les Estampes-Zoltan Kocsis-
たしかドビュッシーの曲をまとめて聴いてみたいと気紛れをおこして。前年の十二月にドビュッシー生誕150周年コンサート(地元ホールの)を聴いていたんだった。
Various Artists – Piano is Beautiful
ピアノの曲が聴きたくなり。手に入れてみたものの、そこまで聴き込んではいない。
坂本美雨 – THE NEVER ENDING STORY
リマールのは映画で聴いたことがあり(岩波のはてしない物語から入った)、ラジオで流れていたこれがよかったので。リマールはMP3のダウンロード販売にて128kbpsの頃のもので、もう少し音質のよいものが欲しかったというのもある。オリジナルの風を切る効果音はそれはそれでよかった。
安田レイ – Best of my Love
アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」のエンディング曲でおや? と気になり、Amazonにて予約注文。日本人らしい歌詞だと思った。
スキマスイッチ – 夏雲ノイズ
「螺旋」をyoutubeで聴いていいなあと思い購入。上記で邦楽(JPOPと言うのだろうか)が三連続だけれど、こういうパターンは珍しい。
鳥山雄司 – GOLDEN☆BEST 鳥山雄司~Sony Music Years~
上の「世界遺産」で御機嫌だったため、このひとの音楽をもっと聴いてみたいなあと。
Ally Kerr – Calling Out To You
アニメの方の蟲師のオープニングだったかで「The Sore Feet Song」が使われていて、そのギターの音が好きになり。
Various Artists – ゆったりカフェジャズ
上の「Twilight Jazz」の続きとして。台風の日の晩にこういうの聴きたいなあと思っていたのをTSUTAYAでレンタル、のち購入。似たようなもので榊原長紀 – 夜カフェ- relax timeAcousphere – 家カフェなども手元にある。
Jazzin’ park – A DAY IN THE LIFE
Jazzin’ parkの名前はわりあい早くに知っていたのだけれど、そのころはまだFreeTEMPOのアルバムを探し回っていてあまり注意を払わなかった。FreeTEMPOが終わりになってようやく手を伸ばし。
Freedom Orchestra – Freedom BOSSAII
カヴァー曲のViva La Vidaが自分好みの柔らかさで。
Coldplay – Viva La Vida Or Death And All His Friends / Coldplay – Viva La Vida – Prospekt’s March Edition
ラジオで聴いて耳に残っていたし、どうせだから上のと一緒に元の曲も聴くかあ、と。「素晴らしき生命」よりもこのアルバムを選んだのは入っている曲の数が多かったからだけれど、ジャケットは前者のドラクロワの方が好き。
Pyramid – PYRAMID3
鳥山雄司に惹かれて。中身は言うまでもなく、ライナーノーツ(と言うのだったか)の三人組が格好いい。Pyramidの1stアルバムは現在、どうも入手困難らしい。

 
*****

改めて数えてみると、ひと月に二枚のペースで音楽CDを買っているなあ。そして節操がない。一つの曲を「これいいな」と思ったときにはもうyoutubeやAmazonで検索している。あまり効率のよい方法では無いようには思うが、思いがけない出会いもあったりする。……iPod nanoの楽曲管理のiTunes、あれはソフトウェアが滅法重い上に使いづらくて、しかし長年使い続けてきたFLAC、ALAC再生のできるWinamp Proはふた月前に公式が開発をやめたし、どうしたものだろうか。

近ごろは好奇心のアンテナが全く萎えていてあれこれとは手が伸びないのだけれど、代わりにラジオを録音予約しておいて暇なときに聴く。使っているのはradikaというRadiko録音ソフト。A・O・Rやまだひさしのラジアンリミテッドフライデーなど、曜日と時間ごとの設定で勝手に録音してくれるので有り難い。

震災のときラジオが役に立って、ポケットラジオをもうひとつと用意しておいたのをきまぐれに弄っていたのが聴くようになった切っ掛けなのだけれど、音楽自由区。なんかは一つの放送が一つの作品というか美しいプレイリストで、録音もしておいて聞き直すのが常態だった。オンオフ問わずこういうツールがもっとあればいいのにと思う。

2013年06月18日(火)

一年ほどサイトを放り出していた。そのあいだにいろいろ有りはしたが、今のところ別段の経過を書く気にはならない。紆余曲折がありすったもんだがあり結局地元へ帰ってきたわけだ。一昨日の日曜から胃の調子がたいそう悪く休息を拵えていたのだが、ベッドに籠もって本を読むのも飽きたことだし。

試しにどれ、とこのサイトを開くと、一年と二日前が最終の更新だった。気が向いたからなどと綴っている。一年経っても変わらないなと思うし、その割に忙殺されていたじゃないかとも感じる。そういうところはだいたいTwitterの所為なのだ。へえ。

胃の調子が悪いと書いたが、飲んでいる薬が悪いのだ。チャンピックスという禁煙治療だか補助薬がもろもろの症状で僕を責め立てるのである。確か数年前のこの雑記で同じことを書いた記憶がある。遂にたばこを止められなかったのだ。その事は情けないとは思わない。たばこは美味いから。だが家族の理解が得られぬ。……まあいい、愚痴っても仕方がない。

そういうわけで僕は四月一日からたばこを控え、薬を飲んでいる。これが非常に不愉快な副作用をもたらし、特に平生の理不尽な苛立ちと胃のむかつきは酷い。下手な飲食は必ずや嘔吐するから警戒しているのだが、今朝も昨晩の夕餉を戻した。こういう仕打ちが全て家のものの要請に起因していることを反芻するとまた腹が立ってくる。弟など、僕が学生時代に下宿先の壁をヤニまみれにしたのを笑っておいて彼自身同じことをやらかした上に禁煙薬の副作用に耐え抜いたと先輩風を吹かしている。書いていて苛ついてきた。どうせ三ヶ月、今月末でチャンピックスともおさらばだから堪えるか。大人げないこの状態からさっさと離脱したい。

ポケデジの新しい機種が出たので予約注文した。COSMIC SQ70という。SQ30にはなかったWANDERという撮影モードが付与しているそう。いろいろ改良されているらしいが発送は六月下旬頃とのことでとにかく待ち遠しい。次回の更新はきっとSQ70が届いてから幾日も先のことだろう。どうでもいいことだが、僕のポラロイドカメラはSX-70 1stという名称である。Sx70のナンバーが被ることは少し残念な心持ちがする。ま、気のせいだ。

どうでもいいことと言えば、今月の上旬、庭に朝顔の種を蒔いた。蒔いたのは普通の、曜白、桔梗咲きなど、袋で五つ六つ分。道沿いのフェンスの下にばらっと放り投げた。朝顔は逞しいからそんな様子でも幾日かで芽を出した。あとは知らんである。二年前の観察日記は九十四日間、毎朝付け続けたが今年はそうそう腰が上がらず、時々早朝に見回る程度だ。夕顔も蒔いた。こちらはプランターの中だ。未だ覗いていないが、夕顔は起きるのが遅いからぼちぼち待つつもりでいる。

2012年6月16日(土)

久々に更新。といっても、Twitterへ投稿する際利用しているTwipicのガジェットを知ったので、試しに貼り付けてみたくなっただけだ。学校の課題やお仕事探しに奔走していると、週末は何もやる気がなくなってしまう。ガジェットのサムネイルはページ左上に表示される、はず。サイトにjavascriptを埋め込むのは僕の信条から外れているのだが、たまにはいいだろう。

TwitterやGoogle+なんかで日々の出来事を細切れに投稿しているとここで更新するネタがなくなってしまう。僕は慣れない生活の疲れに少し倦んでしまっているらしく、そのストレスが体調不良と重なって学校をだいぶん休んでしまった。休めばそれだけ機会の損失なのだから、なのだが、ひきこもりが一足飛びに社会復帰なんて無茶な話ではある。なるべく都会の生活を謳歌しようとあちこち出掛けたりもするのだけれど、何せ僕の根っこはいなかものである。栃木の片田舎から全都道府県で緑が最も少ないところへ越してきて、代わりに人込みと喧噪のど真ん中を往来する暮らし。以前に滋賀の学生街で暮らしていたときより、滅入ってしまう。引っ切り無しにジェット機の轟音が届くし、移動するだけでも金の要る街。便利ではあるけれど何かと入り用で動きを止めないところ。

あと一ヶ月もすれば学校は夏期休暇だ。地元へ少し、帰りたい。帰って何も考えずにのんびりぼんやりその日を過ごしたい。

弱音を吐いたって仕方がないから各SNSでは脳天気な投稿ばかりしている。学校や職探しの場でもそれは同じ事なのだけれど。五年間の空白は他の同い年より未熟で間抜けなおっさんをつくってしまった。都会人は元々タフでしっかりしているというのもあるかも知れないが、郷に入っては何とやらだ。やれやれ。

思うところはいくつかあるのだが暗い話ばかりだし、自分をしっかり保たないとこの先やっていけない。昨日はTUTAYAで寛げそうなカフェの音楽CDを四枚ばかり借りてきた。今もそれらを聴いている。今日は土曜日。ボケッとするか。

2012年4月21日(土)

「前髪焦げた」を長らく放置していた。書こうと思えばいくらでも書く機会はあったが、TwitterやWassr、Google+にfacebookにRe:fee、挙げ句は2chの壁に巣を拵えていたのでちょいとした長文を書く気力が失せていたのだった。端書きを少し。

早起きに暫しさようなら
美術系の専門学校へ通い始めた。夜間部のグラフィックデザイン学科。日中もいろいろ用事があり、家に帰り着くのは二十三時頃だ。帰るなりスコッチウィスキーにトマトジュースとコンソメ少しをカクテルしてちびちび飲み、程よく弛緩してきたところでおやすみなさいなのである。早朝起床――午前三時頃――は土日を除いて厳しくなった。JFNラジオの音楽自由区。さんとNHK総合の世界遺産100は週末には放送していない。Windows Media Centerで地デジは録画できるけれど、ラジオは難しい。ときどき無茶して四時からの音楽自由区。を聴こうかなあ、なんて、日々昼間の雑事や学校の課題に追われているのに、十分な睡眠時間がとれないと不機嫌になる僕には無理なのかも知れない。生活リズムが変わったことに一所懸命適応しようとしている真っ最中なので、もう少し落ち着いてきたら早起きも時々は出来るんじゃないだろうか。出来るだろうか。何れにせよこの新しい生活を上手くやり過ごそう。
早速渾名をもらう
学校のヤニ場で寛いでいたら同じクラスの方ふたりに「濃い人」なる称号を頂いた。授業が終わり別のヤニ場でぷかぷかしていたら、後からやって来た同じふたりに「あ、濃い人だーこんばんは」と再び声を掛けられた。確かに濃ゆいのは自覚しているが、どう受け止めたなら良いのやら。来月二十六になる僕は君らの若さが羨ましい、なんて書くとどこかから顰蹙を買いそうなので止めておく。「人の言葉は善意に取れ。 そのほうが5倍も賢い」――シェークスピア。
面白良さげな課外ゼミ
課外ゼミを二つ登録した。登録料計六千円。一つは絵本(絵本の制作・紹介研究)で、前々から絵本や豆本を作ることが出来たらいいなあ、と思っていたので渡りに船だ。もう一つは写真入門(写真表現の研究批評・簡易製本の実習)。折角アズミノ工業さんに直して頂いたニコイチポラSX-70があるし、トイカメラが二つとデジ一もある。素人の手探りで腕を磨くよりかはきちんと体系立ったお勉強を受けたくて、これは是非、と申し込んだ。定員枠に収まっていれば、来週の金曜日と再来週の火曜日にゼミが始まるはず。大袈裟に言うと楽しみで仕方がない。
案内標識が親切な梅田地下街
去年の十月末に引っ越ししてから暫くのあいだ、大阪梅田の地下街は迷いやすいからひとりで行くな、と良く言われた。地図を見ると新宿駅並みにダンジョン化している。だが、学校へは地下街かその地上を通らねばならぬのである。あまり急ぐ必要のない帰り道に地下をぶらぶら歩き回ると、其所彼所に「御堂筋線こっち」「大阪駅あっち」と書いてある。ふらふら歩いていても結構、目的地には辿り着けるのだ。僕はずぼらで適当で、行き当たりばったりの出たとこ勝負に強いらしい。
ダージリン’12FirstFlashが今美味しい
リシーハットの青いEX-1リーフルで2012 1st Flush RISHEEHAT China Flowery EX-1 SFTPGFOP1を買って、一週間ほど開封を我慢していた。土曜日は何もしないでのんべんだらりと過ごすことに決めている。なので今日(もうすぐ日付が変わる頃合いだけれど)、朝三時に起床してわくわくしながらお茶を淹れ、前日に買っておいたデニッシュロールと一緒に至福のひとときを過ごしたのだ。一年ほど前に書いた初めての紅茶レビューでダージリンの春摘みについて「青い」と表現したが、やはり青いという表現が一番ぴったり来る。花の香りと仄かな甘み、淡い水色。美味しい。広がった茶葉も若々しく美しい。季節毎にその時期のお茶を飲むというのは、しやわせ。おまけとして’12 1st SELIMHILL EX-1が入っていたので、あとで飲み比べするつもり。気に入ったらまた買うのだ。ついでに書くと、ルピシアから「ルピシア グラン・マルシェ2012」とかいう年間パスポートが届いてた。一枚二名まで。どの会場に何度でも好きな時間に予約無しで入場可、との事なので、使ったら誰かに差し上ごにょごにょ。僕はとってもよいリピーターなのだろうと思うと、こういうパスが届くというのは嬉し悲しで何とも言えない気持ちが、少し。
Windows Millenniumは出来る子だった
17インチCRTが眩しい TEOの夜空にオーロラが
ある方からWindowsMeを譲って頂いた。既に増設済みのNEC VALUESTAR VT866J/67D、Pentium IIIのメモリ512MBでやたらさくさくと動く。これを譲って頂いたのには訳があって、富士通のTEO -The Other Earth-をVirtual PCで動かしていたのだが、音声コンタクトに必要なTEOアンテナを繋ぐ為のMIDI/ゲームポート付きサウンドカード(SoundBLASTER PCI DIGITAL128 CREATIVE CT5880)を挿すWin9x機が欲しいなと思っていて、たまたま機会があってその方にお願いしたところ本当にパソコンが届いた、という次第。僕のメインマシンは64Bit機なので16Bitアプリケーションは動かない。TEO -The Other Earth-はWin9xでしか動かないし、PEGASUS for Windowsの大半などは16Bitなので32Bit機で動かせるのは大変に助かる。お礼にお茶とお茶請けや桜漬けを送り返したところどうやら喜んで頂けたようで、ほっとした。愛機として長らく使ってきたものを、それも存分に軽く安定して動くようカスタマイズされた優秀なMeさんを他人へ譲り渡すのはさみしい気持ちもあっただろうに。大切に愛でつつTEOとのコンタクトを続けたいと思う今日この頃。
街中の桜も趣がある
駅のホームの桜今月の一日頃だったか、同居人と大阪城へ夜桜見物に出掛けた。ホームの桜をデジ一で撮っていたところ電車がやってきて、上手い具合に写り込んでくれてしまったのがこの写真である。同居人に鉄ちゃんみたいと言われた。大阪城公園の何とか御園だったかは入場できる時間帯に制限が設けられていたので、程よくごろごろ桜湯を飲みながら夜桜を楽しんできたのだった。帰り際、道ばたのいくつかのゴミ捨て場がとんでもなく堆い山となっていて衝撃を受けた。今日明日辺り、栃木の大田原城址(龍城公園)でも桜が満開だろう。あそこは夜通し照明が輝いている上そこそこの人の出入りなので、ぼんやり夜と夜明けの桜を楽しむにはもってこいなのだがなあ……。如何せん、去年の震災でお城山はだいぶん崩れたりひび割れたところが目立った為、しばらく立ち入り禁止になっていた。僕が大阪に越してくる数ヶ月前、2011年8月頃もそのままだったはずで、今年はあちらで観桜出来るようになっているのだろうか。
緑が恋しいいなかもの
田舎の土手の野蒜は取り放題であるシロキの御浸しとタラの天ぷら、あと春の野蒜が食べたい。実家の庭に無駄に生えているあれやこれやを今、無性に堪能したい。あー、これは某ほうれん草食べたいの歌とかとは何ら関係のない、単なるホームシック(面倒くさいこと……)。全国で緑の一番少ない場所に越してきて、目の保養になるものが星の乏しい空の月とスチロール箱の盆栽、あと夜中の点滅信号くらいなので、少し愚痴めいた事を書きたくなったという訳で。僕がWassrとTwitterにクロスポストしてる朝四時のお天気メモに季語をやたら挟む傾向が最近、とみに見られるのはちょっぴり恋しいから。やはり僕はいなかものが似合ってる気がしてきた。まあ、慣れるさ。いつか栃木に帰って骨をうずめる事は人生計画に初めから書き込まれてるケド。この時期のあっちの野蒜は今が旬か。酢味噌で和えてもそのまま御浸しにしても美味いが、一番なのは味噌を一寸付けて丸かじりだ。春先の野蒜は柔らかく、程よく辛みがあって、いくらでも土手で採れる。こういうのをちょいと街中へ持っていくとそこそこの値段で売れるから不思議だ。盆休みまで地元へは帰れそうにはないケド、あまり感傷的になっても仕方ないのでこの辺りでしばし打ち止め。
移ろいゆく全ての夜明けへ
ちょいと前に音楽自由区。さんで流れていたDream Academyの「Life in a Northern Town」が気に入って、AmazonでCDを探したところ入荷未定だった。ふと思いついて英国Amazonにて検索。あった。送料込み込みで日本円にして千円ちょい。来週の月曜日頃到着とのこと。どうせなら休日中に来て欲しかったが仕方がない。速達航空便だと送料が跳ね上がる。聞けばこの曲、だいぶん有名なものなのだとか。今まで知らなかったのが残念だがじき届くので問題なしだ。音楽はいいね、煙草と音楽とお茶だけで余暇を生きていける気がする。