2024年11月21日(木)

午前のみ通所。試作品のポートフォリオをスタッフさん方に見ていただいた。写真というより幻想的な絵のようとか、懐かしい絵本を見ているみたいとか、私の腕に鳥肌が立っているのわかります? とか。みなさんいろいろに感想をくださりうれしい。とりわけ、泣きそうな気持ちを伝えてくださった方の言葉を反芻している。あした行けばしばらくお休みに入り体調もなんとか立て直せるはずだから、今夜も早めにベッドへ。きょうのような静かな星の晩こそ窓辺で夜更かししたいのだけれど、ぬいたちと居心地よく眠るのだって甘美なことだしね。長い不眠症から解かれたひとはこうなるのかよくわからないけれど、いまのじぶんにとっては夜そのものが基本的に好ましく心地よいものになっている。

2024年11月19日(火)

なんとか持ち直してきたため身の回りの家事など。五月のオーロラシチズンのことが朝日新聞に載っており、コンビニで買い求めて記事を読んでいた。つい書くことも忘れていたのだけれど、注文した写真集的なものは土曜に届いた。とてもよい感じ。ただ、この糊綴じの本ではページ全体を開きにくく、ポートフォリオには不向きだとも思った。印刷したアート紙を高透明リフィルに入れブック形式で綴じる、のがよいのかな。個人的な写真集などをつくるときには針金綴じが向いているかもしれない。まだまだ不調なので大事を取って床に就こう。今週の目標は体調の舵を取って金曜の通所まで乗り切ること。

2024年11月15日(金)

午前中のみ通所して市役所でパスポートを受け取ったのち、通院先へ。いったんファミレスへ入り、カフェオレなど飲みつつ日本国旅券とあるのをめくったりしていた。通所先では懇意にしてくれていた利用者さんが就職となり連絡先を交換。週末で疲れたけれどあすもあるのだよねえ。素直におふとんへ入るがよかろ。

2024年11月13日(水)

朝は産直へ。おおまさりという粒の大きな品種の生の落花生を手に入れ、うちで茹でる側から割って食べていた。ゆでた生の落花生にはキャラメルや焼き芋のような香ばしさがあって手が止まらなくなるんだよね。乾燥させたナッツとしてのそれとは別物だなあと思う。書いていて思ったのだけれど、買ってきた落花生を茹でるそばから食べる、これはよい風景なのかもしれない。ほかはシャツにアイロンをかけたのみで過ぎし日。宵が過ぎるにつれざわついていた気持ちも落ち着いてきて、ふとそのことに思い当たったところ、庭から聞こえるかすかな虫の声に気がついた。その声のまばらさに、じき霜が降りるのだろうと思う。レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』(上遠恵子訳、新潮文庫)には、そのことを「静寂のなかへひきこまれていく」というふうに表現してあって、生命の停止ではなく循環を感じさせる表現がいいなあと思った、そのことを思い出した。おやすみ。