送り盆の日は自分は特になにもせず。朝のうちに産直でゴーヤやピーマンなどを見繕う。ごんぶとのゴーヤが軒並み百円といううれしさ。それから市の反対側にある模型屋さんへ向かい、店頭で各種ばら売りされている花火をあれこれ選ぶ。模型屋さんの店先でこういうことをするのって二十年以上ぶりと言っていいんじゃないだろうか。ドラゴンや十変色すすきなど、懐かしい花火たちが健在だった。いまだから分かることだけれど、小学生までの自分はこういうのをたくさん買い与えてもらえる立場だったんだなと、当時の近所の友だちのことも振り返りながら、すこし切なく思う。ひとりで楽しむぶんだけでいいんだよね~と吟味して花火をかごに入れ、模型屋さんの店内もうろうろしたのち、お会計。店主のご老人はこれはおまけですと、手持ち花火の小さなセットを紙袋へ入れてくださった。プラモデルやラジコン類のパーツが主と、おもちゃ屋さんとしては品揃えが硬派な感じのお店に見えた。採算が取れているのか気がかりなところだけれど、そうしたことをしてくださるのは、お客の楽しむ様子をあちらも楽しみにしているからなんじゃないかな、と思う。すっかり日が落ちたころ、市内二カ所から花火大会の音が届くのを聞きつつ、缶ビール片手におひとりさまで花火をして遊んだ。火薬の匂いは古い記憶がよみがえるようでたまんない……。よそさまからロケット花火の炸裂音を聞くと「おお、やっているなー」とわけもなく感慨が湧くものだけれど、自分でするのも楽しいことだね。あっという間に燃え尽きる花火の美しい炎に魅入ってしまうのは、魅了されるあいだは時間なんて問題ではなくなるからなのだろうと思う。花火から吹き出す炎の輝きはほんとうに綺麗で、ずっと見ていたくなる。光や音や匂いをひととおり楽しんで、締めは線香花火のスボ手牡丹。やっぱりねえ、このはじけるように飛びだす炎の移ろいがしみじみするよ。花火大会の音が聞こえなくなるころこちらも遊び終え、庭でしばし過ごしたのち撤収。楽しい日だった。
2023年8月15日(火)
きのうに引き続き降ったり止んだり晴れたり。台風は日本海側へ抜けたとか。
2023年8月14日(月)
だらっと過ごした日。日付をまたいでもう三時過ぎだけれど、台風はこれから近畿地方を縦断するらしく、こちらもその影響で降ったり止んだり。
2023年8月13日(日)
朝のうちに母と墓参りへ。寺や墓地にはほかにも入れ替わりに人々が訪れており、活気とまでは行かなくとも、お盆らしい人心地のついた雰囲気が漂っていた。近くの蓮池には美しい蓮が花ざかりで、しばらく前に読んだエンデの『モモ』に登場するあの花ってこんな姿かな、と思ったり。それからスーパーで買い物を済ませて帰宅。暑くてぐったりしていたのだけれど、ふと思い当たってエアコンのフィルターを見るとほこりがかなり溜まっており、それを水洗いしてエアコンを稼働させたところ、寒いほどの冷風がどしどし吹き出てきた。せっかくのお盆だし、日差しが出ていなければ庭へ出て作業でもしたいところ。それとすこしばかり花火をしてみたい。
2023年8月12日(土)
朝早くからNPOさんのところでジェラート作り。前回の経験を元に今回は三種類を作り分けた結果、牛乳の代わりに豆乳を使ったジェラートへ票が集まった。これまでは市販品のブラックチョコレートを使ったから、次回は豆乳に加え、隣の喫茶店で使う素材を用いて食味を調整する予定。このチョコのジェラートは二月にお店で出すつもりで進捗をとのこと。凍らせるのに思いのほか時間がかかり、きょうの製作は半日がかりの作業だった。そのあと皮膚科へ行きおくすりを出してもらい、買い物など済ませてうちへ着いたのは夕の六時近く。夜更けになり星見。台風やお天気との兼ね合いで、ペルセウス座流星群を見るなら少し日程が早いけれど、この夜の条件がよさそうと判断してのこと。始めはベランダ観望、後半は庭に縁台を出してそこへ寝転がり、ぬい一名と一緒に天の川の広がる星空を眺めていた。思いのほか星が流れて満足。もう三時を過ぎちゃった。あすというかきょうは午前中に墓参りがあるから眠る支度する。
2023年8月11日(金)
朝から産直へ行き、ゴーヤなどをまとめて購入。それからNPOの利用者さん何名かで町中の施設へ集まり、Switch Sportsをプロジェクター投影しながら遊んだりした。あしたはまたジェラートのレシピ作りで集まるのだよね。しばらくのんびりして眠ろう。
2023年8月10日(木)
菜園で生りまくるミニトマトを持て余していたのだけれど、ローカロリーマヨネーズと胡椒をつけて食べるとすぐなくなっちゃうな。食味のよい品種をチョイスした自分えらい。ドリフターズ7巻おもしろかったー。おじいちゃんズが生き生きしており滋養がある。そしてあの状況でサンジェルミ伯はなにしてるんだろね。
2023年8月9日(水)
身のまわりの家事をするうち一日が過ぎていった。なんかあさっての予定のことをあすのように勘違いしていた、と、いまスケジュール表見て気がついた。安心ベクトルのしおしお感。ここ数日、美術の基本を知ろうと思って中学用の教科書をめくっているのだよね。そのうち高校用のにも目を通したいのと、音楽の教科書も手に取れたらよいのだけれど。むかしの物はむかしにすっかり燃やして処理したから、教科書はわざわざ買い直してる。それはそれとして、インセンス焚いてぼーっとしよう……。
追記:そういえばきのう、SwitchのポケモンSVで「ふしぎなおくりもの」としてミュウをもらえた。コードを入力するだけの手間で手に入っていいのかな、うれしい。
2023年8月8日(火)
祖母のクレマチスの枝は三鉢の挿し芽にして日陰へ置いた。内側にビニールを張ったボール箱へ入れたから、底面給水で楽ができそうだ。買い物に出た夕方、空と雲のようすをスマホで撮るうち、通りすがりのお年寄りと台風の話になった。九州のほうの人は大変だねえとか、もうひとつこっちに向かってるでしょ、稲が倒れちゃう、などなど。夕食は、菜園で実り放題のトマト類やバジルを収穫し、挽肉やなにやと炒めたもの。調理用トマトのボンリッシュは火を通すと味が濃く、一般の生食用トマトに比べて水っぽくもならず、おいしい。鉢の茉莉花がまた咲く周期に入った。
2023年8月7日(月)
祖母のクレマチスから枝を切り取り、メネデールを垂らした水に挿した。若くて勢いのある枝を使えたら発根率は高いのだろうけれど、三本に分けた挿し穂はいずれもほっそりとして古そうな枝。そんな枝でも遠慮しながらもらったくらいに当該のクレマチスは株が衰えてる。あしたあたりルートンを使ってポリポットへ分けよう。もとはといえば母が祖母宅から持ってきたいと言ってうちへ移植した株で、それがなくなったりしないよう、挿し芽がうまくいくといいな。身のまわりの掃除を念入りにこなしたおかげで気持ちがすっきり。月を入れた風景を撮るのに望遠レンズほしいと(正月くらいからずっと)あれこれ検索しているのだけれど、予算も限られているなか、目移りや長考ばかりしてる。もっかピックアップできているのはおもに中古品で、
- ペンタックス smc FA 77mm F1.8 Limited(シルバー)
- タムロン 70-180mm F/2.8 Di III VXD
- ライカ ズミクロン 90mm f2.0 or エルマリート 90mm f2.8
- 銘匠光学 TTArtisan 100mm f/2.8 M42マウント
あたり。どれも個別にほしいレンズなんじゃないかな、というのが率直なところ。四つ目のは先行予約販売で、バブルボケとしての有名どころなMeyer Optik Trioplan 100mm F2.8がベース……という言い方でいいんだろうか。特徴的なボケに加えてお手頃価格なのも魅力。あれこれ買うこともむつかしいし、自分が使うだろう焦点距離をもうしばらく探ってみたほうがよさそう。