2019年6月16日(日)

正午少し前に道の駅へ。道中から雨がぱらついてきて、着くころにはしっかりした雨脚になってきた。広場でくだを巻いているフリマの店主たちが、天気のことを「土日はこうだもんよお」などとぼやきながら、店をしまったり、商品にブルーシートを掛けたりしている。

産直売り場へ逃げ込んでうろうろしていると、おっさんが試食を勧めてくれた。にんにくと昆布の炒めものらしく、おいしい。らっきょうじゃないからね、にんにくだよ、なんて掛け合いをする。

本格的に雨が降り始め、雷も鳴り響いているのを見て、売店のアスパラガスのジェラートを食べつつ、建物の軒下で雨宿りをしていた。ほかにも幾人かが雨を避けて空のほうを見ている。うっすら透ける雲の中に稲妻が光る。西には青空が覗いているのに、雨雲はいっこうに動かない。スマホで降水域を確認すると、それは地図上に赤い楕円を描く夕立で、隣町のあたりから湧き出してずっと降り注いでいるのだった。それならここから離れたら雨は止んでいると思い、小降りの隙にベンチを立って市街地へ向かうと、案の定すぐに路面が乾き始めていた。

2019年6月15日(土)

日がな雨。もう六月が半ばというのにびっくりだよ。あああ、もったいない。

たばこは発作的に欲しくなる、というかいまがそれ。Earthyと表現されるタイプのリトルシガーの中には、濃厚なチーズと土を足したようにふくよかな香りのものがあり、特にパルタガスのチコがそうだった。ジャンクな手巻きたばことか、バージニア葉の甘さが際立つパイプたばことか、そういうのはだいたい初夏の夜のむせるような大気と合う。おいしかったものの味を思い出してもしかたがないし、お茶とお香で釣り合いを取ろう。

スーパーなんかの青果売り場はいろいろな果物で賑やかになってきて、通りすがるたびに季節の甘い匂いがするようになった。いいなあ。

2019年6月14日(金)

竹の件はOKが出た。土日はそれなりにしっかりした雨降りになるとか。八溝山地から雲が常に湧き出すようになったのを見て、夏の気候だなあと思う。

2019年6月13日(木)

公園の草むしりの代打再び。美容師さんが日曜大工用に欲している竹について、僕の祖父が納屋の後ろに積み上げているものの写真を見せたところ、それでよいという話が出たため、祖父と明日会う折に話をしてみるつもり。

そのほか、祖父宅のびわが成ったらホワイトリカーに漬けたいから採らせて欲しいとか、家の前の水路に蛍が出たら教えてくれとか、僕はわりと祖父に頼み事をしているな……。

2019年6月12日(水)

田んぼのかえるの合唱は小さくなったけれど、この季節になっても聞こえてくる。今日は全体的に涼しくて、過ごしやすい日だった。なんだかもう眠たい。

2019年6月11日(火)

家の中に小さなアリが出ると祖父がいうので、発動機付き散布機を使って祖父宅の床下にマラソンを散布していた。もうもうと立ちこめる殺虫剤の中にいて服を叩けばその煙が立った。

もうじき蛍の季節だから近場の用水路が狙い目。

2019年6月10日(月)

雨がしとしと降り続く。梅雨寒で少し冷えるけれど、雨の音は寛ぐね。

五月の連休中に定植した一粒きゅうりは蔓を勢いよく伸ばしていた。いまからこんな伸び方をしていたら、盛夏にはどうなるんだろう。あんまり園芸ネットの上に行かれてしまうと困るし、今のうちに摘心して蔓を横に伸ばすべきなのかも。

アーティチョークは依然として展開が遅い。これでは花を付けるのは来年以降かなーと思う。

2019年6月8日(土)

母と再度、叔父の病室を訪問。同日の少し前に彼の家族も見舞いに来ていたり、リハビリの時間があったとかで、当人にとって今日は忙しい日となったようだ。相変わらず口が悪い。看護士さんに頼んで日々、卓上カレンダーの日付に線を引いているとのこと。

先日のWorld for Twoはしれっとクリアしていたのだった。系統樹の先を考える時間がとても楽しく時間を忘れた。アンドロイドが博士と生命に感情移入していく経過はもっと掘り下げても良いなーとか、世界観を匂わせる細かい設定が物語に強く干渉しなかったことなど、気になる点はいくつか。魚類の系統樹が一番最後まで残ったのだけれど、えーそんな道筋を辿るの? とびっくり。ドット絵と音楽もずっと触れていられて、いいゲームだった。

パッションフルーツを初めて食べた。半分に割ってスプーンで掬う。おいしい。爽やかで酸味が強く、近しい果物を挙げるとすればグレープフルーツだろうか。熟させれば甘味が強くなるとのこと。これはわりあい好きな果物だなー。