週間予報を見て考え直し、お仕事へ。暑い日で、すいかをいただいたり保冷剤の入った箱や麦茶を用意してもらったりと、雇い主からも職員さんからも大事にされている感じがする。作業については頑張りすぎている感触があるから、もっとほどよく働くのがよさそう。うちではベッドや床でごろごろまどろむうちに夜明けの四時。夜気はひんやりと甘い香りをしていた。きょうはお休み。
2025年5月20日(火)
日中はお仕事。帰ってきてからは作品カタログのファイルを入稿。つかれた。あしたは休むことにしてもう眠ろう。
2025年5月19日(月)
お仕事初日だった。いろいろと案内を受け、必要な道具を買いにいったりもし、まずは裏庭の導線作りから。刈り払い機で勝手口と物置との経路を通いやすく整えた。そのあたりにはなんとなくじめっとしている感があったので、忌避感を払拭するように掃き清めたつもり。植栽には、なんでこんな切り方をしたんだろうと疑うような剪定の痕があった。園芸のえも知らない人が前任だったのかな……。それなりに広かった裏庭に廃材を置くスペース作りは一日でかなり進んだ。奥様が筍を楽しみにしている感があるため、竹の処置も早めに行いたいところ。優先順位と段取りができているから上々であろ。帰ってきてからはごはんたべたり、ポートフォリオ兼カタログのデータをつくったり、まどろんだり。すっかり日付が変わってしまった。ねむたい。おやすみ。
2025年5月18日(日)
朝から果物市場や産直を巡った。そちらで手に入れ夕餉に食べた、すいかとメロンがおいしい。ここ数日は寝しなにムーミンを囓り読みしている。どちらも通所中にはストレスが強くてできなかったこと。途絶えていた習慣や行動がここから徐々に戻ってくるとよいな。写真や園芸をはじめ趣味に打ち込める活力もいずれは取り戻せたらね。あすから美術館でお庭のお仕事なのだけれど、個人の裁量を大きく取っていただいていることもあり、これまでより一時間ほど遅く起きてもよいなという感じがしている。これまでの雑記を見返せばしつこく出てくる「あすに備えて早く眠る」が緩和できるの、まあ幸せよね。インセンス焚いてのんびり。そういえば数日前、誕生日のお祝いの言葉をスタッフさんからいただいたのだった。じぶんにとってはめずらしくうれしいことで、このことは覚えていたいと思う。
2025年5月16日(金)
最後の通所日だった。ふとんの中でまどろむうち日付が変わっている。このままおやすみ。
2025年5月15日(木)
午前中のみ通所。額装など。スタッフさんのひとりから、就職にはこうあるべきという圧があるけれど、ありのままで受け入れられていったあなたを見て、じぶんらしくいていいんだと勉強になりました、と涙ぐみながら言われた。この方と出会えてよかったなあ。もうひとりの方からは、ポストカードを額に入れて部屋に飾っている写真を見せていただいた。木の温もりが伝わるフレームと、線の細いゴールドのフレームのふたつ。10種類あるから気分に合わせて入れ替えるんですよーと伺った。ひとさまの部屋で作品を小窓にしていただけるうれしさ。月末からの展示会に合わせてポストカードを40枚ずつ増やして注文した。おふとんで眠っていたらもう日付が変わりそう。このままおやすみ。
2025年5月14日(水)
午前中のみ通所。うちではブラウン系のワイドフレアスラックスをいくつかポチる。そしてなんとはなしに過ごすうち、この時間。楽といえばとても楽。そういえばきのうあった最後の評価面談で、現担当さんから「あなたらしさを大切にしてほしい」と言われたのだった。NPOさんから通所先まで、自分の歴代の担当さんたちが口を揃えておっしゃること。そう言われたこと自体も含めて大切にしていけたらよいな。それにしてもすることはそれなりにあるわりにのんびりしており、まあ新しい環境への緊張で休めないよりはずっとよいか……という感じ。網戸にして風を通せるこの気候のゆるやかな快適さ。
2025年5月13日(火)
NPOさんへ電話してポートフォリオを受け取りに行った。お世話になったスタッフさん方にお礼をしたり。これからも相談ごとをさせていただくと思うけれど、ひとまずね。いただいたポートフォリオはしっかりつくってある作品集だった。すごいなあ。タイミングをみて連絡しよう。金曜までの三日間が最後の通所なのでこのへんでおやすみ。
2025年5月12日(月)
だらだらして過ぎし日。買い出しに出た夕暮れの帰り道、西の空がとても綺麗だった。反対の空を見るとまろい月が昇ってくるところ。北の方角には活きのよい雲が残照を抱えていた。ほんとうにいい季節だなと思う。風景が久しぶりに染み入ってくる感覚。こうしてゆとりを取り戻していけたらよいな。
2025年5月10日(土)
面接からそのまま内定というかたちに。美術館の後ろにある池やお庭は震災以降さして手入れされておらず、懸案の竹は敷地内からはみだしかけており、植栽も勝手の分からないひとに剪定されたらしい、という感じだった。うん、やるべきことはすでにおおよそ把握できたし、じぶんひとりという人的資源ではあるものの、できる。道具もあり、必要とあれば購入していただけるとのこと。こちらのやる気と体調に応じて一日何時間か×週三日をベースに、天候と季節を勝手に判断して勝手に勤怠してもらえたら、というお話になった。庭師ということでよいのかな、願ってもない条件。ほか、ゆくゆくはお庭の山野草を撮ってもらってその開花状況をサイトで告知したいねえとか、こちらのポストカードをこの美術館で販売してはどうか、それにいくらほどの値段を付けているのか(まだつけていません)、といったお話までいただいた。「わたしはガレから、あなたは写真から植物の美しさを知り、それが交わったのね」とのお言葉をいただいた。帰り道の車内では担当スタッフさんと驚喜。きのうもでしたけれど今夜はほんとうにいい酒が飲めますよ、とおっしゃっていた。その方はいまの支援職に就いて8年ほどになるものの、こんなふうに気に入られて即座に就職が決まるケースは初めてだとか。こうしたことも起きうるという一例にしていただけたらうれしいな……。来週で通所は終わり、再来週からはさっそくお仕事。一週間後にはもう立場が変わっているという、おとといまではまったく想定していなかった状況にいる。ここまでたいへんよくがんばりました。いまはひとまず休もう。