2025年1月9日(木)

午前中のみ通所。きょうは気分的にさほど疲れた感じはせず。うちへ帰ると年末に受けたP検2級の合格通知が届いていた。あー、ひと安心。合格基準に対して心配するような点数ではなく、「じぶんが気を揉むラインならいけるんじゃない」と気にしないことにして年末年始を過ごした判断、えらい。これで就職に際してアピール材料がひとつできた。このあとはどうしようね。頑張って簿記でも足しておけば事務職で拾ってもらえそうな感じではあるけれど、せっかくレールを外れてこうしているのだから、なるべく興味のあることをして生きていきたいという思いが強め。この検定を勉強しはじめた当初は、これが片付いたら星空案内人の資格を取りたいと考えていたのだった。いまざっくり検索すると、認定のための講座は見当たらないなー。ポートフォリオについて考えつつ、これからなにをするか検討しよう。。。坂口恭平『生きのびるための事務』『お金の学校』を読み、実践的な知恵の鉱脈だという印象を持ったため、このひとの本をもっと漁りたい気持ち。

2025年1月8日(水)

午前のみ通所。低負荷になるよう過ごしたけれど、なんか疲れたなー……。じぶんがしたいことをひとまず決め打ちして、それについて取り組むようにしよう。受け身でいるのは言いなりにされることに近いし。ぼんやりと場に出ていれば流れと仕分けで処理されていくので、意思表示をうるさくすることでプレイヤーの側へ回ろう。こうしてぐるぐる考えるより睡眠を取るほうがよいね。おやすみ。

2025年1月7日(火)

あすからの通所に備えて靴を磨いたりシャツにアイロンをかけたり、いろいろ。原付の真っ黒なオイルを浴びたというかたらふく吸った靴は、ひとまずクリーナーで汚れ含め油分を徹底的に落としたものの、ここから再び艶を出していくにはしばらく手入れを重ねることが必要になりそう。お気に入りだしね、手間だけれど大切にするよ。時間があれば初詣へと思いつつも、あすへの支度をして一日が過ぎた。木曜から週末にかけては寒波がくるようだから、ビオラの寄せ植えは夜だけ取り込むほうがよいかもしれない。

2025年1月6日(月)

持ち直してきた日。買いもののついでに地元の神社へ初詣にも行こうかと思っていたのだけれど、お店を出ると予報通りわずかに小雨がぱらついてきており、詣でるならのんびりしたいしねえと考えてそのまま帰宅。年末年始のほとんどを運動せずに過ごしたせいか、身体を動かしたら気持ちも入れ替わるんだろうなという凝りを感じる。あすまでが残りの休みなので、今夜もほどほどにしてねむる。美術本が二冊届いた。『MOOMIN MISCHIEVOUS NATURE(80周年アニバーサリー特別版)』はぱらぱらめくるだけでもきゅんとする、たぶん一生大切にするだろう本。小説のムーミン全9作の挿絵が網羅されており、青い鳥文庫では見たことのないものも載ってる。こうしたときめきは貴重なため、少しずつ囓るようにして眺めるつもり。宵のころにはそれなりに降っていた雨は、日付の変わったいまは静かになったみたいだ。ここへとりとめもなく書きつけていると文章量や内容で体調や機微がなんとなくわかるもので、土日の体調のきつさと回復傾向が見える。うん、ねむるべし。

2025年1月5日(日)

体調が落ち込みがちで静かに過ごした日。ブーツに染みついたオイル汚れがあいかわらず落ちないので、有機溶剤の強烈な臭いがするクリーナーを使って執念深く油を取り除いていた。食欲があまり湧かず、長湯で身体を温めて過ごしている。こんなときは眠るのがよいくすり。そろそろ体調を整えておこうね。

2025年1月3日(金)

夕刻、買いものにいって店を出ると雪が降っていた。帰ってくるまでにコートがしっかり雪まみれに。すこし積もったみたいだ。眠たいから早寝。

2025年1月2日(木)

出かけずに過ごす正月。美術本をいくつかポチる。たまたま検索したトーベ・ヤンソンの『MOOMIN MISCHIEVOUS NATURE』は中古の在庫も見当たらない状態だったけれど、80周年アニバーサリー特別版というのが(2025年版という意味でよいと思う)タイミングよく発売されており、こればかりは金額の問題ではないからと即ポチった。ここ十数年の寝しなには、季節に合わせた小説のムーミンをほんの少しずつ囓り読みするのが心地よい習慣だった。通所するようになってからというもの、ベッドは眠るために入る場所となってしまい、そこでは本も読まずにいる。思うに、眠る直前の一ページにも満たない読書というのはこの世の至福に属するもので、じぶんにとってそれが途絶えているのを常態にするのはたぶん、よくない。ほか、ミュシャの画集とキューバ写真集『ブエナビスタ』。ミュシャの画集は色々あるんだねえという印象で、そのうち出版社にTASCHENとあるのを見つけ、そこのなら外れなさそうに思った。ベネディクト・タッシェン出版はアートや建築に強いところという記憶があり、なんの因果かやはりカール・ブロスフェルトの写真集を手元に持っていて、よいもの。キューバ写真集のほうは、昨年観た『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』というキューバ音楽のドキュメンタリー映画にて、物語よりも街並みや建物のようすが印象に残ったのを覚えていたから。それはそれとして、つくづく思う。筋のわるいことしていると楽しくないし疲れるんだよねえ。雇われるようになるための、大勢の中にいるための、我慢することに慣れるための、そうした現状の努力というのがじぶんにとって筋わるい。どうでもよいことはのらりくらりとうまくやり、なるべく自分の性質に沿うような生計の立てかたを模索しよう。「大勢といっしょに過ごすことに慣れないと選択肢が厳しくなる」とか言われて当座のそれっぽい行動目標が組み込まれたの、じっくり考えてみるとなぜ同意してしまったのかと不快感がある。そこが矯正すべきボトルネックなのではなく、シゾイド向きのひとりで取り組める仕事というのはじぶんにとって要となる要素だった、ということをあとから言語化できたのは収穫だったけれどさ。早いとこ知恵つけて「こうしたい」を明確にしていかないと、「あなたのためだからこうして」に巻き取られてしまうな……。書いててとげとげしてきたからもう眠るほうがよいのだろう。求めるべきは支援であって、そこに迎合も対立も要らないのだよね。

2024年12月31日(火)

朝から買い出しへ。海鮮の取り扱いが大きな業務スーパーはひとで混み合っていた。年末の雰囲気。酒屋では商品の在庫を調べてくださった店員さんと「よいお年を」と挨拶。うちでは洗濯機を何度も回し、居室を掃除し、一段落着くころには日の傾く三時頃になっていた。例年であれば前もってもっと念入りにうちを片付けているだろうけれど、ことしは通所を頑張ったしねえ、義務感は下ろしてできることだけすればよいよ。そこからしばしまどろんだり、ランプの灯りと星空を前に年越しそばを食べて紅白歌合戦をRadikoで聞いたり、除夜の鐘が響いてくるのに耳を澄ませたり。この一年はほんとうによく頑張りました。支えられたり見守られたり出会ったり、さまざまなかたちでのひととのつながりがありがたい。引き続き、このままいってだいじょうぶ。これを書いたらもうしばらく夜闇の静けさに耳を澄ましていよう。