2023年7月31日(月)

きのうの果物を剥いて食べた。心身ともに安定してはいる(と思う)んだけれど、連日の暑さでぐったりと不活発になってる。きょう降るはずだった雷雨は経路がすり抜けてしまった。気温を下げてくれるような雨がほしい……。北関東の夏の夕立(らいさま)は景気よく湧くものの、降水域がわりと狭いために、土砂降りに見舞われるかどうかは運次第なところがある。予想進路がかくんと折れた台風6号はこちらへくるんだろうか。モッコウバラを弄って以来この一週間ほど、毛虫に触れたかなにかしたらしく、左肘の内側にかゆみを伴う水疱ができてる。

2023年7月30日(日)

朝から果物市場を覗いてメロンと桃、それにぶどうを見繕った。そのほかには暑くてなにもする気が起きなかった日。深夜になっても昼間の熱が立ちこめている感じ。眠ろう。春から病院の待ち時間なんかに少しずつ読み進めていたイザベラ・バード『日本奥地紀行』(高梨健吉訳、平凡社ライブラリー)を読み終えた。

2023年7月28日(金)

夏休みイベントのお手伝い三日目、最終日。自分が加わった後半の活動はフルーツポンチをつくって食べるというもの。行程の終盤に、児童のひとりが遊んでいて転ばされてしまったというできごとがあり、それについての注意がスタッフさんからあった。解散後にとある参加者さんが、最近の子たちは駆け回って遊んだりしないから怪我するくらいでちょうどいいんですよ、と仰っていたけれど、せっかくの夏休みイベントの締めに暗い表情を浮かべていたその女の子の気持ちを思うと、すこし言い淀んでしまうものがあったなあ。進行役を務め注意をしていたスタッフさんはユーモアを交えつつも、ときおりぎすっとするくらい疲労がにじんでいた。それでも日程はなんとかすべて終了し、おおよその子たちからはこの三日間が楽しかったと言ってもらえたのでは。ひとが捌けた調理室で後片付けをしていたら男の子がひとり戻ってきて、自分を含め「先生」たちに手紙をくれた。活動楽しかったです、という内容のちまっとした封筒に入ったお手紙。しっかりしているねと思うと同時に小さな宝ものをくれたことがうれしかった。子供たちみんなが帰ってから、アーモンドラスクの乗ったすいかジェラートの差し入れがあり、その場にいた人たちと一緒にいただいたのち、自分は離脱して帰路。そういえば調理の準備をしていたとき、当該のスタッフさんがよれよれになりつつ「子供たちを効率よく動かすにはどうしたらいいんでしょうねえ」とため息をついていたけれど、お手伝いに終始した自分でさえ気疲れでくたっとなったのだった。遊びたい盛りの子たちをまとめるのって底なしのスタミナが要るんだろうね。。。ひとまず気を張るイベントは終わり。ちょっと懸念していることとして、あれだけの人数(全員で20名強)で密集して過ごしたら疫病の感染リスクを無視はできないなーというのがあり、一週間なにも変化がなければ逃げきりかと思う。八月以降の生活の方針も考えるべし。それから、お誘いがあってMisskeyのインスタンスのひとつに登録してみた。

2023年7月27日(木)

きのうの子供たちとの遊びで筋肉痛がいくらか。暑さも相まってぐったりしていた。あすのイベントのお手伝いが終わればスケジュール的に気も楽になるだろうから、着ていくオックスフォードシャツにアイロンを掛けたら眠ろう。梅雨明け十日で35度を超える炎暑が連日のように続くけれど、この好天があるうちに山向こうの湿原を原付で見に行けたら、と思ってる。少し涼しい夜風に、いつのまにかさまざまな虫の声が聞こえる。

2023年7月26日(水)

市街地の公共施設にて、午前中は夏休み期間中の子供たち(小1~4年生、16名)の宿題をそれとはなしに手伝ってみたり、午後からは町歩きと謎解きイベントへの同伴というか、見まもりをした。その日の活動が終わって解散となり、子供たちに親御さんの迎えがくるまで、自分はケイドロのおにとなってみんなを追い回していた。一緒に追い回していたスタッフさんからは一生分走ったんじゃありません? 大丈夫ですか? と言われるくらい追い回してへとへとになった……。こちらもずっと楽しかったからありがたいけどね。それよりは、その日のコンディション次第で距離感がちぐはぐなひとにやや疲れる。子供たちを相手にするのは体力の要ることだと去年身にしみたから、ことしは初日と三日目のお手伝いをすることにしたのだけれど、これならことしはなんとかできそうだ。あしたはゆっくり過ごして、三日目のために元気を貯めておこうね。

2023年7月25日(火)

朝から産直やスーパーを回って買い物をしたり、溜まっていた洗濯ものを洗って靴を磨いたり、ごはんの作り置きをしたり、少しばかり庭の手入れをしたり。あすは夏休み中の小学生向けイベントのお手伝い。オックスフォードシャツにアイロンを掛けるのが思いのほか念入りになってしまった。早々に眠る支度しよう。

2023年7月23日(日)

友だちがコロナに罹患したあと嗅覚障害になり、においをいっさい感じなくなったそう。少しばかり話を聞かせてもらった感じ、日常の楽しみや現実感が消失したようで、つらそう……。感染例を身のまわりから、しかも複数聞くのはこれまでにないことで、友だちから言われた逃げ切ってよねという言葉の通りでいたい。きょうの日中は暑さのためかぐったり眠りこけていた。夕方になって買い物へ出たり、菜園からトマト類やバジルを採ったり。日付も変わってから、もう一足の新しいサンダルを履いて夜の散歩へ。夏の夜はなんて快適なんだろ。うろうろするついでに、以前かぶと虫をたくさん見かけた木へ立ちよった。光を抑えて歩み寄り、懐中電灯をぱっと照らすと、木の幹にはどん引きするくらいかぶと虫や蝶やその他虫たちが群がっており、少したじろいだ。周囲には発酵した樹液と甲虫のにおいが漂い、足もとには殻だけになったかぶと虫の断片も転がっていたり。雑木林のビアホールというか、魔窟かな……。正直に言って写真を撮るために凝視するのもちょっと、という感じだったけれど、いまになり惜しいという気がしている。散歩する機会は折々にあるだろうからそのときに撮ればいいけれどさ。というか、散歩して通りすがったところどころに重たい羽音が聞こえてくる茂みがあり、たわむれに懐中電灯の光を差し込んでいたらすぐかぶと虫が光めがけて飛んできたりと、この辺りにかぶと虫はすっごくたくさんいるんだね。捕まえたりかごに入れて披露したりする気はないけれど、こんなにいたんだという意外な面白さはある。そういえばむかし、自分が夏休みになると巨大なかごにどっちゃりとクワガタやかぶと虫を捕まえて持ってきてくれる、親戚のおばちゃんがいたことを思い出した。おばちゃんは土地っ子で周りの山に詳しいひとだったから、ああした虫たちの集まる木ならいくらでも知っていたんだろうなあ。懐かしい。夏の夜は楽しく見るものも多く、夜通し出歩きたい。

2023年7月22日(土)

NPOさんへ向かうつもりで朝から素早く支度をしていたら電話があり、利用者さんに発熱した方がいるので本日の活動はキャンセルとなりました、とのことだった。スタッフさんもお気をつけてくださいねと電話を切ったあたりで少し気が抜け、コーヒーを飲んでしばしゆったり。それからあちこち寄って買い物の用事を済ませたり、そのついでにポストカードにするつもりで写真を撮ったり、うちでカーディガンの毛玉を取ったり。当該の発熱の件で、来週の子供たち向け夏休みイベントにNPOさんの側から参加できるか、状況判断があるだろうけれどいまのところは不明瞭。参加可能なら連絡を頂けることになってる。身近な場所から感染例を聞く状況になってきたのだなー。来月初めあたりに地元の夏まつりが再開されるそうで、祭りの喧噪を路地裏で聞くくらいはしたかったのだけれど、止めておいたほうがよいかもしれない。家々が寝静まるころ、新しいサンダルを履いて近場をふらりと散歩した。