2023年2月17日(金)

定期通院。あなたは楽しくなれる趣味がたくさんある人だから、と主治医が褒めてくださったことがありがたい。パーゴラへ登攀用のひもを張ったり、庭に少し手入れをしたり。友だちとやりとりをして夜が更けた、眠ろう。

2023年2月15日(水)

面談。ほか、利用者さんらと話したり。二月も半ばに入ってあけおめとか言えることがどこかうれしい。自分が山菜を採ったり山に登ったりきのこを採りたがったりすることを、担当者さんが周囲へ伝えてくださっていたそうで、他の方からそちらへその手のお誘いがあるかもと仰っていた。ほんとありがたいことだよ……。あとは自分は恵まれているかもねという認識がある。それは比較によるものだから、ぶれたりはせずに必要なことをすればよいとも思うのだけれど。担当者さんから、木村弓さんつながりで去年話題にした覚和歌子『ゼロになるからだ』(徳間書店)をお借りした。アブサンおいしい。

2023年2月14日(火)

久しぶりに祖父宅へ立ちよってののひろ(野蒜)を掘ったり、ほか通院など。エンデの『モモ』(岩波少年文庫)を読みはじめた。この本はそれなりに長いこと本棚にいたと思うけれど、読まれるべき時がきて自然と手が伸びる、そうした機会がいまなんだと思う。積ん読には間合いと頃合いがあるし、そろそろ時間も大切になってくるはずだしね。ひともものも生きものも、いっときここにいてやがては去っていく。このさみしさと左胸の鼓動こそがいまここにいることの手触りだよ。Spotifyでおすすめされた椎名林檎の『孤独のあかつき』がよかった。

2023年2月12日(日)

暖かな日。冬のあいだはネガティヴな感情(やわらか表現)が重油みたいに湧き出し続けて、心の底から苦しかった。例年のようにそうだし、またしばらくは寒い日が戻ってくるけれど。冬後半のいまの時期だと、最高気温が十度以上ある日はいくぶん気楽に過ごせるかなー、という目安。自然界が春めいて動き出すことは、自分にとっては現実にある苦痛から楽になるときの切実なしるし。季節と生き方は分かちがたく、季節とは変化だから、春を味わうためには夏や秋や冬をかみ締める必要があるのだね……。もう眠ろう。