2021年6月8日(火)

くちなしの花が咲き始め、茉莉花にもつぼみが付いた。机に置いたくちなしのとろけるような香りにうっとりしてしまう。香りを求める植物に対しては控えめな花が好みだったから、八重が多く流通しているなか一重の株にこだわって入手できて、よかった。乳白色にほのかな透明感を持った星形の花が綺麗だ。取り寄せた株は枝がひょろ長く、室内飼いだと場所を取る。来年の花芽が付くか自信はないけれど、花があらかた散った時点で強剪定して姿を整えるつもり。スマホはしばし修理へ。調子はいぜん低空飛行。地元というか散歩の範囲内に、下草もなく感じよい落葉樹林があるのに気がついた。かぶと虫が集まりそうなどんぐり系の木だ。ああした林床にはなんらかのきのこが生えるのではないだろうか。たとえばタマゴタケとかチタケとか……。ということで山と渓谷社の『新ヤマケイポケットガイド 野山の樹木』をポチった。同シリーズは「山菜・木の実」「きのこ」「薬草」が本棚に並んでおり、持ち運ぶにも現地でも実用的なため、気に入っている。この出版社の本すきだ。身近な山林の樹種が分かればそこに現れる生きものも推測がつくだろうし、というか野歩き山歩きをするなら、そのへんの主な木を見分けられることは基本だろな。Google Earth Proで自宅付近の植生図を眺めるうち、普段通りすがる小さな林がコナラ林らしいことに気がついた。こちらもときどき訪れてみる価値があるかもしれない。

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